ブログ

特許出願に代理人を使うべきか?

2014.05.06

SKIP

[Q&A] 特許を出願について 【OKWave】
優秀な弁理士を使うと、打ち合わせの段階で、発明者が提示した発明の別形態を考えたり、拒絶理由が来た場合の対策を検討したりしますので、個人で出願するよりも、広くて強い権利が取得できる可能性が高まります。
特許の権利範囲は、「特許請求の範囲」で決まりますが、これを適切に記載するにはかなりの経験が必要です。未経験者が記載すると、簡単に回避される内容になったり、不明確な内容で権利として使えないようになります。
特許は、出願すると1年半後に公開されますので、公開後に出し直しをすることはできません。従って、一度、個人で出願して、拒絶理由が来てから、やっぱり代理人を使おうと考えても、その時点で出願をやり直すことはできません。
従って、個人で出願すると、せっかくの発明が台無しになる可能性が高まります。
一方、代理人を使うと、出願時点で20~30万、特許になるまでの合計費用が30~50万円程度はかかることが一般的です。これだけの費用の元を取ることは大変だと思います。それだけ稼げる見込がない場合には、代理人を使う意味がありません。
以上の観点から、特許を取得して、50万円以上稼げる見込みがあれば、代理人の利用を検討し、
その見込がない場合には、個人で頑張ってみるのがいいのではないかと思います。

アーカイブ