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Final OA応答の際にRCEをすべきかどうか

2017.10.16

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Final OA応答の際にRCEを行うのと、Advisory Actionを待ってRCEを行うのはどちらがいいか、悩ましいことがあります。

Final OA応答の際にRCEを行うメリット
・Advisory Actionを待ってRCEをするよりも延長費用を抑えられる場合がある。
・Advisory Actionの際にRCEをするよりも費用面で有利になる可能性がある。

Advisory Actionを待ってRCEを行うメリット
・Final OAに対する応答の主張や補正が認められ特許となる可能性があり、その場合、RCEが不要になる。
・AdvisoryActionに有用なコメントが付されている場合があり(特にない場合もある)、審査官の見解を得る機会が増え、結果的にRCEの回数を減らせる可能性がある。

まとめ
どちらもメリット・デメリットがありますが、
・Final OAを2ヶ月以内に応答した場合は、Advisory Actionを待ってRCEをしても延長費用は1ヶ月分しかかからない。
・弊所の現地代理人の場合、Advisory Actionの際にRCEを行うことによる追加費用はUSD100程度であり、追加費用が多くない。
の理由から、弊所では、原則として、Advisory Actionを待って、RCEを行うようにしています。

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