【地方創生への社会貢献】SKIPは、J-Startup NIIGATAを通じて、新潟で起業するスタートアップの知財戦略を支援します
2024.01.10
SKIP
SK弁理士法人(本部オフィス:東京都、代表社員:奥野彰彦)は、内閣府・内閣官房が推進する「地方創生テレワーク推進運動」の趣旨に賛同し、推進運動に参加する為「Action宣言」を行っています。そのため、SKIPでは、所員による地方または海外からのテレワークを自由に認めています。
SKIPには地方出身の所員も多数おり、新潟を含む北陸地方にも多くのクライアントも抱えております。それらの中でも新潟に主力拠点を置くとある大企業がSKIPの創業以来のメインクライアントだったりします。未だに、とある大企業の糸魚川にある巨大工場に出張して、その会社の保養所に宿泊させてもらって豪華なうなぎ料理と日本酒をご馳走になって温泉に入った思い出は忘れられません。マジで、新潟の魚+日本酒+温泉って最高ですよね!そこで、創業以来から長年にわたってお世話になった新潟に、少しでも恩返しをしたいという熱い地方創生の想いから、SKIPとして、新潟県産業労働部 創業・イノベーション推進課の運営しておられるスタートアップコンソーシアムである【J-Startup NIIGATA】に知的財産戦略のサポーターとして加えていただくことになりました。
下記のとおり、正式に【J-Startup NIIGATA】のウェブサイトにもSKIPを掲載いただき、今後、【J-Startup NIIGATA】の採択企業に下記の1年間の無料顧問サービスを提供させていただくことになる予定です。
SK弁理士法人
〇提供可能な支援内容
1年間の無料顧問サービス
・ 毎月5時間分のタイムチャージを無料で差し上げます。
・ 毎月の顧問契約によるタイムチャージを、知財戦略など
についてのご相談だけでなく、特許調査や鑑定などの業
務にもご利用いただけます。
・ 毎月の顧問契約によるタイムチャージを使い残された場
合には、タイムチャージを繰越させていただき、翌月以降に
お使いいただくことも可能です。
なお、この【J-Startup NIIGATA】に加わる下準備として、1年間ほどかけて、奥野弁理士の方で、
日本弁理士会 弁理士知財キャラバン 知財経営コンサルタント(2023)
独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT) 加速的支援 オブザーバー専門家(2023)
の2つの事業を通じて、2つの新潟のディープテック分野のスタートアップ企業、中小企業の知財戦略のサポートをさせていただきました。
おかげで、1年間のうちに5回くらい新潟に出張して色々と面談をさせていただき、新潟のスタートアップエコシステムや産業クラスターに詳しくなりました。
この活動を通して、奥野弁理士としては、新潟においても、東京と同様に、やはり、スタートアップにとって、最も重要なのは、初期段階では、エンジニアリング+マーケティングになるということを再確認できました。特に、PMFする前の課題の探索段階においてはそうですね。
そして、スタートアップの提供する製品・サービスがPMFして大ヒットして、
VCから数億円規模の投資を受けて、一気に急成長を狙う段階になってはじめて、
人事労務
企業法務
管理会計
知財戦略
などが重要になるので、ようやく弁護士さんや会計士さんや弁理士さんなどに相談するニーズが出てくるのは、新潟も東京も同じだなと痛感した次第です。
特に、PureIT系のスタートアップの場合、新潟でも東京でも、PMF前には知財戦略の相談のニーズはほとんどないですね。なぜなら、PureIT系の場合には、PMF前は課題の探索段階であるため、ひたすらビジネスモデルのピボットを繰り返すので、その段階で特許ポートフォリオを構築しても、結局はPMFしたビジネスモデルは、ピボット前の特許ポートフォリオでカバーできないという、いわゆる【空振り】の問題が生じるためですね。
そのため、新潟でも東京でも、PureIT系のスタートアップの場合には、やはり、初期段階では守りの知財戦略に軸足をおいて、他社の特許を踏んづけないように気をつけることが重要になりますね(もっとも、PMF前だと、他社から特許侵害で訴えられるリスクは殆どないので、やはりPMF後に目立ち始めて他社から特許侵害で訴えられるリスクが出てきてから対応し始めてもなんとかなるケースもありますが・・・)。そして、PMFした後に、ようやく自社のビジネスモデル特許のポートフォリオを構築し始める攻めの知財戦略に移行すべきでしょう。
しかし、数年前から、東京だけでなく、新潟においても、バイオ・医療、ナノテク・材料、ハードウェア・ロボット、ClimateTech系などのいわゆるディープテック系のスタートアップが激増してきました。これらのディープテック系では、初期段階から知財戦略の相談をするニーズが増えてきていますね。
新潟でも東京でも、ディープテック系のスタートアップでは、大学の研究室などからスピンアウトして起業するケースが多く、大学で生み出された技術シーズを大切にパイプラインとして育成していくというビジネスモデルを採用することが多いです。そのため、いわゆるビジネスモデルのピボットが少ないので、初期段階から特許ポートフォリオを構築することが多いですね。また、ディープテック系のスタートアップでは、大学または大企業とのライセンシングについての相談や、政府や地方自治体からのグラント=競争的研究資金の獲得のための相談が多いですね。
まとめると、新潟に何度も出張しているうちに、やっぱり、新潟の食べ物+温泉って最高だな!ということを痛感しました!
おいおい、それが結論かい(自分ツッコミ)!
てなわけで、今後、SKIPは、新潟県産業労働部 創業・イノベーション推進課の運営しておられるスタートアップコンソーシアム である【J-Startup NIIGATA】の一員として、新潟で起業するスタートアップの知財戦略を支援させていただきます。
願わくば、この 【J-Startup NIIGATA】の活動から、新潟に立地するスタートアップを多数輩出できれば、大変うれしく思います。ちょっとアジってみると、こんな感じです。新潟を少しでも良くしたいと考えているみんな、【J-Startup NIIGATA】の支援を受けて、日本海側の大地で愉快なイケてる仲間たちと一緒に、魚+日本酒+温泉を楽しみながら、新しいサービスや商品を生み出して起業しようぜ!
ついでに、新潟の起業家のみなさんが起業されたら、SKIPを使ってもらえれば嬉しいです(と、ちょっと下心があったりして・・・)。SKIPには、多くの優秀な弁理士・特許技術者が在籍しており、新潟にオフィスを構えているスタートアップの皆様に対しても、ZoomやMicrodoft TeamsやGoogle Meetなどのウェブ会議システムと、SlackやChatworkなどのビジネスチャットをフル活用して、クラウド上で地理的な制約にしばられずに充分に知財戦略の支援をすることができると自負しております。というわけで、新潟で起業した(またはこれから起業家したい)起業家の皆様におかれましては、新しいサービスを生み出されたり、新しい製品の開発に成功された際には、ぜひ、SKIPの弁理士や特許技術者に気軽にご相談をいただき、一緒にSKIPしていただければ嬉しく思います。