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関係代名詞と動名詞の使い分け

2013.03.11

伊藤 寛之

以下の2つの英文をどのように訳しますか?
There is an object which has a hole.
There is an object having a hole.
高校英語のレベルでは、どちらも「穴を有する物体があります」となりますので、両者の英文は等価であると理解される方も多いと思います。
私の感覚では、関係代名詞は、objectを起点にして新しい文章が始まる感じがして、動名詞は、objectを修飾するという感じです。
そうすると、訳は、以下のようになります。
前者は、物があってね、それが穴を有するんだ。
後者は、穴を有する物があるんだ
だいぶ、感じが違うと思います。
一般的には、objectの後ろが長い場合は、havingを使うと読むのがしんどいのでwhich hasが良く、
objectの後ろが短い場合は、which hasを使うとまとまりが悪いので、havingが良いと思います。
どちらがいいかはケースバイケースですが、クレームで、holeがobjectの構成要素である場合には、havingを使った方がいいことが多いと思います。

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