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欧州特許庁 審査を早めるためのEarly Processing申請

2023.01.19

A. K.

PCT出願において、国内移行期限より前に欧州特許庁(EPO)への移行手続きを行う場合の注意点です。

通常、欧州移行期限(優先日から31ヶ月)が経過するまで審査は開始されません(PCT23条、40条)。
したがって、欧州移行と同時に翻訳文提出と審査請求を行ったとしても、優先日から31ヶ月を経過するまで審査が保留されてしまいます。

審査を開始させるためには、Early Processing申請(早期処理申請)が必要となります。
Early Processing申請を行うと移行期限前でも欧州特許庁の方式審査が開始されるので、審査期間を短縮することが可能です。

(願書の所定欄にチェックを入れるだけなので、無料で対応してくれる代理人が多いかと思います。)

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