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先日、大企業の中の人から、【SKIPを使うとどんなメリットがあるんですか？】というど真ん中ストレートな質問を受けて、ちょっとたじろいでしまいました（汗）。。。うーむ。そういえば、企業の中の人から見て、SKIPを使うとどんないいことがあるんだろう？と、改めて週末に自問自答してみました。結論としては、やや自画自賛の誇大広告？の気があるかもしれませんが、下記のような感じかな？と思います。。。

バイオ＋ITなどの融合技術分野に強い
実験データや設計図から明細書を書き起こせる
日本出願の段階から海外に通用する明細書を作成
欧米中韓台＋新興国への外国出願に強い
3D-CADによる図面作成の内製化
英語力に優れた人材が多い
多くの韓国語・中国語のネイティブ人材が所属
日英・日中・日韓・日台翻訳を内製化
所内システムはプログラミングにより内製化
徹底したIT化＋クラウド化により事務作業を効率化
ガラス張りの経営（無駄の排除）
国内出願は業界平均より少し安く、外国出願はかなり安い

特に、バイオ＋ITなどの融合技術分野に強い点は、なかなかユニークなアピールポイントかもしれないですね。。。

例えば、SKIPの得意な融合技術分野を挙げてみると・・・
バイオ＋IT＝バイオインフォマティクス
化学＋IT＝ケモインフォマティクス
材料＋IT＝マテリアルインフォマティクス
バイオ＋機械＋電機＋IT＝医療機器
化学＋機械＝ブロー成型
材料＋機械＝圧延
化学＋機械＋電機＋IT＝プラスチック３Dプリンタ
材料＋機械＋電機＋IT＝金属３Dプリンタ
機械＋電機＋IT＝画像処理
などの融合技術分野の経験が豊富です。

最近、クライアントからご依頼のある案件は、融合技術分野が非常に多いですね。日本企業の研究開発がどんどん高度化しているので、ついていくのがなかなか大変です。なので、SKIPでは、バイオ系・化学系・材料系の弁理士・特許技術者でも、半導体製造プロセスやソフトウェアの勉強をしたり、3D-CADの操作を習ったりして、技術分野を広げるように努力しております。。。弁理士資格や英語力などは、試験の合否やTOEICの点数などで客観的にアピールしやすいのですが、実は、客観的にアピールしにくい科学技術の知識こそが、特許業務では最も重要ですから。

最近のなんちゃって高学歴の人材に多いタイプのように、学位や資格が取れるわけでもないのに、職場で幅広く科学技術の勉強して実力だけ身につけても旨味が無いからそんな損な勉強はしない（それよりも、就職や転職でハッタリが効くように、試験の合否やTOEICの点数などで客観的にアピールしやすいことだけ勉強したほうがコスパ良くね？）・・・というような人材はアキマセンネ。。。

そもそも、自然科学というのは、法律などの社会科学や、語学などの人文科学に比べて、進歩のスピードが異常に早いために、いわゆる社会制度による既得権益の構築が困難であるため、確かに、幅広く科学技術の勉強をして実力だけ身につけても、当たり前ですが【実力通りの報酬しか得られない】ために、国家資格や法規制に守られた既得権益をしゃぶるというような形で実力以上の超過利益を得ることはできないので、なんちゃって高学歴の人材のみなさんが、幅広く科学技術の勉強をしようとしないのは、当たり前といえば当たり前ではあります。。。

でも、それって裏返して考えると、自然科学をはじめとしたSTEM系の学問って、既得権益に邪魔されることなく、高い確率で【実力通りの報酬が得られる】素晴らしい学問でもあるといえるのですが。実際、シリコンバレーのIT企業では、ソフトウェア・エンジニアなどのSTEM系のエンジニアのみなさんが、何の既得権益に守られることもなく、実力通りの高額報酬を得て大活躍してますよね。だって、何らかの国家資格がないとプログラミングや設計開発をすることが法律で禁止されていたりしないですよね。それに、クライアントは、やはり、弁理士資格や英語力も重視しますが、何よりも科学技術の知識をもっとも重視しておられるのはどう考えても明らかなのです。。。

いずれにしても、SKIPとしては、所員が一生懸命に科学技術の勉強をしてくれないと、厳しい競争に勝ち抜くことができないので、所内の仕組みとしては、弁理士会にはちょっと怒られちゃうかもしれませんが、弁理士資格の有無による報酬の格差などを少なくして、それよりも、幅広く科学技術の勉強をして実力を身につけていることを重視した報酬体系にして、所員の幅広い科学技術の勉強をサポートしております。

もちろん、そうは言っても、弁理士資格をもっていたり、TOEICの点数をアップしたりすると、ちょびっとだけ報酬がアップするようにしていますので、所員のみんなには、弁理士試験や英語や中国語や韓国語の勉強も頑張ってもらっています！