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リモートワーク(テレワーク)のために、特許事務が自宅で(通常は困難と言われる)郵便業務すら行えるように工夫しました。

2020.04.20

SKIP

緊急事態宣言が全国に拡大されましたが、SKIPは、所員の稼働率100%で通常通りの営業を行っていますので、ご安心ください。
従来から、子育て中の既婚女性などのために、所員の在宅勤務でのリモートワーク(テレワーク)の体制を整えていたのをコロナショックを機会に全所員に横展開しましたので、
現在では全所員が在宅勤務でのリモートワーク(テレワーク)で滞りなく業務を行っております。

特許事務所は、そもそも在宅勤務=リモートワーク(テレワーク)をしやすい業界ではあるのですが、電話応対業務+郵便業務だけがネックでした。そこで、先日のブログで紹介したとおり、電話応対業務は、クラウド電話システムを導入して、自宅でクライアントからの電話に出て、必要があれば、別の担当者に保留転送などをできる仕組みを構築しました。

しかし、次の問題が、郵便業務です。こちらの方は、色々なところで【特許事務の郵便業務を自宅でやるなんて絶対に無理】と言われているのも確かにそのとおりであり、電話応対業務よりもリモートワーク(テレワーク)に対応するのが大変でした。

しかし、SKIPでは、具体的には、下記のような工夫をするこによって、なんとか、郵便【受取】業務+郵便【国内発送】業務+郵便【海外発送】業務を、在宅勤務でのリモートワーク(テレワーク)に対応させることに成功しております。これで、ようやく、特許事務が、電話応対業務+郵便業務を自宅でもセキュリティや安全性などを確保しながら行えるようになりました。

このようにして、SKIPでは、緊急事態宣言が全国に拡大された状態でも、特許事務も含めて所員の稼働率100%の状態で通常通りの営業を行っていますので、ご安心ください。

郵便【受取】業務
郵便当番(オフィスに出所できる特許事務+オフィスの近くに住む独身男性)が、当番制でオフィスに出所

郵便受けから郵便物を回収+郵便や宅配便などを受取

受け取った郵便物は、基本、海外・庁・顧客からの郵便物を開封して、急ぎのもの(受任案件に関係しており、法定期限・顧客期限などがあるもの)は、スキャンしてデータを案件フォルダに格納したうえで、所内のチャットにアップロードする。

開封した郵便物を、どこから来た郵便かによって、対応する箱にそれぞれ入れておく。

それ以外の郵便物(ダイレクトメールや弁理士会からの書類など)は、開封せずに、未処理の箱にいれておく。

郵便業務の責任者が、オフィスに出所したときに箱から郵便物の原本を取り出して紙ベースの処理を行う。

郵便【国内発送】業務
レターパックを大量に注文して確保

レターパックの発送者の欄にSKIPの押印をしておく

SKIPの識別番号シールを大量に注文して確保

特許事務が自宅にレターパック+SKIPの識別番号シールを大量に持ち帰ってストック

特許事務が必要に応じて近所の郵便局で印紙(収入印紙+特許印紙)を購入

特許事務が書類の表紙に印紙+識別番号シールを貼ったらスキャンをして所内チャットにアップロードする。

経理担当者がインターネットバンキングを使って、すぐに特許事務による印紙代の立替を経費精算する。

特許事務が書類をレターパックに入れて、追跡番号シールを剥がして、そのスキャンデータを所内チャットにアップロードする。

特許事務がレターパックを近所の郵便局で発送する。

郵便業務の責任者が追跡番号によって、郵便局のウェブサイトから、配達状況を確認する。

郵便【海外発送】業務
特許証や商標登録証などは、原本を送らずにスキャンしたPDFを海外のクライアントに送る(原本はSKIPで大切に保存)。

委任状などのサイン書類の原本を要求しない国には、サイン書類の原本をスキャンしたデータをメールなどで送付する。

委任状などのサイン書類の原本を要求する国には、コロナショックでEMSが止まっているので、サイン書類の原本をDHLなどを用いて送る。

特許事務がサイン書類の原本を封入したDHLの発送書類を準備する。

特許事務がDHLオンラインでDHLの発送を申請する。

郵便業務の責任者がDHLオンラインでDHLの発送の決済を行う。

DHLの配送担当者が集荷に現れて、特許事務からDHLの発送書類を受け取る。

郵便業務の責任者がDHLオンラインによって、配達状況を確認する。

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