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【地元東京都への恩返し】SKIPは、NEXs Tokyoを通じて、東京都内や他の地方のスタートアップの知財戦略を支援します

2024.02.08

SKIP

SKIPは、法人設立以来、15年間ずーっと渋谷区にオフィスを構えています。まさに、渋谷に生まれ、渋谷で育ち、渋谷で学び、渋谷で働く、生粋の渋谷っ子という感じの特許事務所です。そして、渋谷区で育ててもらった結果、なんと、いつの間にか、渋谷区で一番大きな?特許事務所になってしまいました。そこで、SKIPとしては、これまでお世話になった渋谷区に少しでも恩返しをしたく思い、渋谷区の運営しておられるスタートアップコンソーシアムである【Shibuya Startup Deck】に加えていただいております。

しかし、SKIPの規模が大きくなるに連れて、渋谷区以外の都内のクライアントもどんどん増えてきました。そういうわけで、地元への恩返しと言っても、渋谷区だけではなく、東京都全体への恩返しを考えるべきではないか?というわけで、このたび東京都の運営しておられるスタートアップ総合支援拠点運営事業である【NEXs Tokyo】のメンター会員に、SKIPの奥野弁理士が加えていただくことになりました。

 

SKIPには、もちろん東京出身の所員も多くおり、東京大学、早稲田大学、慶應大学などの東京都内の一流大学の大学院の理系修士・理系博士も多くおり、東京都内にも多くのクライアントも抱えております。例えば、SKIPの奥野弁理士は、母校の東京大学の東大FoundXという組織で東大出身者が起業したスタートアップの知財戦略のサポーターをしています。というのも、奥野弁理士って、もともと東大の大学院でバイオテクノロジーの研究者を目指していたのですが、手先が不器用だったので実験がうまく行かずに研究者を諦めたという悲しい過去があるんですね。なので、東大の大学院生がディープテック分野で起業するのをお手伝いしているのです。

下記のとおり、正式に【NEXs Tokyo】のウェブサイトにもSKIPを掲載いただき、
今後、【NEXs Tokyo】の
連携事業創出プログラム
東京都のスタートアップ企業(JUMPコース)
東京以外のスタートアップ企業(DIVEコース)
海外展開支援プログラム
などのアクセラレーションプログラムに採択された企業に下記の1年間の無料顧問サービスを提供させていただくことになる予定です。

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メンター会員  SK弁理士法人 代表社員 奥野 彰彦 専門家

京都大学 農学部 農芸化学科 生化学専攻 学士
東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 細胞構造研究分野 修士
サントリー株式会社 商品開発研究所 プロセス開発部 研究者
特許事務所・特許法律事務所に勤務後に、SK弁理士法人を設立

支援可能領域
バイオ、医薬、医療機器、食品、化粧品、化学、高分子、材料、金属、半導体、ソフトウェア、バイオインフォマティクス、知財経営コンサルティング(知的財産戦略)、知財価値評価、M&Aの際の知財Due diligence

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SK弁理士法人
〇提供可能な支援内容
1年間の無料顧問サービス
・ 毎月5時間分のタイムチャージを無料で差し上げます。
・ 毎月の顧問契約によるタイムチャージを、知財戦略などについてのご相談だけでなく、特許調査や鑑定などの業務にもご利用いただけます。
・ 毎月の顧問契約によるタイムチャージを使い残された場合には、タイムチャージを繰越させていただき、翌月以降にお使いいただくことも可能です。

なお、この【NEXs Tokyo】に加わる下準備として、数年間ほどかけて、奥野弁理士の方で、
東京大学 産学協創推進本部 FoundX サポーター(知的財産戦略)(2019-2024)
Google for Startups Campus (Tokyo) メンバー(2020-2024)
渋谷区 「Shibuya Startup Deck」サポーター(知的財産戦略)(2022-2024)
の3つの事業を通じて、東京拠点のスタートアップのエコシステムのサポートをさせていただきました。

この活動を通して、奥野弁理士としては、東京都においても、他の地方と同様に、やはり、スタートアップにとって、最も重要なのは、初期段階では、エンジニアリング+マーケティングになるということを再確認できました。特に、PMFする前の課題の探索段階においてはそうですね。

そして、スタートアップの提供する製品・サービスがPMFして大ヒットして、
VCから数億円規模の投資を受けて、一気に急成長を狙う段階になってはじめて、
人事労務
企業法務
管理会計
知財戦略
などが重要になるので、ようやく弁護士さんや会計士さんや弁理士さんなどに相談するニーズが出てくるのは、東京都でも他の地方でも同じだなと痛感した次第です。

特に、PureIT系のスタートアップの場合、東京都でも他の地方でも、PMF前には知財戦略の相談のニーズはほとんどないですね。なぜなら、PureIT系の場合には、PMF前は課題の探索段階であるため、ひたすらビジネスモデルのピボットを繰り返すので、その段階で特許ポートフォリオを構築しても、結局はPMFしたビジネスモデルは、ピボット前の特許ポートフォリオでカバーできないという、いわゆる【空振り】の問題が生じるためですね。

そのため、東京都でも他の地方でも、PureIT系のスタートアップの場合には、やはり、初期段階では守りの知財戦略に軸足をおいて、他社の特許を踏んづけないように気をつけることが重要になりますね(もっとも、PMF前だと、他社から特許侵害で訴えられるリスクは殆どないので、やはりPMF後に目立ち始めて他社から特許侵害で訴えられるリスクが出てきてから対応し始めてもなんとかなるケースもありますが・・・)。そして、PMFした後に、ようやく自社のビジネスモデル特許のポートフォリオを構築し始める攻めの知財戦略に移行すべきでしょう。

しかし、数年前から、東京都でも他の地方でも、バイオ・医療、ナノテク・材料、ハードウェア・ロボット、ClimateTech系などのいわゆるディープテック系のスタートアップが激増してきました。これらのディープテック系では、初期段階から知財戦略の相談をするニーズが増えてきていますね。

東京都でも他の地方でも、ディープテック系のスタートアップでは、大学の研究室などからスピンアウトして起業するケースが多く、大学で生み出された技術シーズを大切にパイプラインとして育成していくというビジネスモデルを採用することが多いです。そのため、いわゆるビジネスモデルのピボットが少ないので、初期段階から特許ポートフォリオを構築することが多いですね。また、ディープテック系のスタートアップでは、大学または大企業とのライセンシングについての相談や、政府や地方自治体からのグラント=競争的研究資金の獲得のための相談が多いですね。

てなわけで、今後、SKIPは、東京都の運営しておられるスタートアップ総合支援拠点運営事業である【NEXs Tokyo】のメンター会員として、都内に拠点を置き全国各地や世界への事業展開を目指す東京のスタートアップ+都外に拠点を置き都内や世界での事業加速を目指す地域のスタートアップの知財戦略を支援させていただきます。

願わくば、この 【NEXs Tokyo】の活動から、都内に拠点を置き全国各地や世界への事業展開を目指す東京のスタートアップ+都外に拠点を置き都内や世界での事業加速を目指す地域のスタートアップを多数輩出できれば、大変うれしく思います。ちょっとアジってみると、こんな感じです。日本を少しでも良くしたいと考えているみんな、【NEXs Tokyo】の支援を受けて、愉快なイケてる仲間たちと一緒に、都内に拠点を置き全国各地や世界への事業展開を目指す東京のスタートアップ+都外に拠点を置き都内や世界での事業加速を目指す地域のスタートアップを起業して、新しいサービスや商品を生み出して世界をちょびっと変えてやろうぜ!

ついでに、都内に拠点を置き全国各地や世界への事業展開を目指す東京のスタートアップ+都外に拠点を置き都内や世界での事業加速を目指す地域のスタートアップの起業家のみなさんには、SKIPを使ってもらえれば嬉しいです(と、ちょっと下心があったりして・・・)。SKIPには、多くの優秀な弁理士・特許技術者が在籍しており、東京都でも他の地方でも、全国のどこにオフィスを構えているスタートアップの皆様に対しても、ZoomやMicrodoft TeamsやGoogle Meetなどのウェブ会議システムと、SlackやChatworkなどのビジネスチャットをフル活用して、クラウド上で地理的な制約にしばられずに充分に知財戦略の支援をすることができると自負しております。というわけで、東京都でも他の地方でも、全国のどこであろうと起業した(またはこれから起業家したい)起業家の皆様におかれましては、新しいサービスを生み出されたり、新しい製品の開発に成功された際には、ぜひ、SKIPの弁理士や特許技術者に気軽にご相談をいただき、一緒にSKIPしていただければ嬉しく思います。

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