【所内のRPAのUWSC→Pythonへの移行に成功!】SKIP独自の事務開発®部門=【特許事務 兼 プログラマ】が、所内のRPAをUWSCからPythonへ移行することに成功しました。
2024.06.28
SKIP
SKIPでは、PatDataとVBAとSQLサーバーの所内システムを組み合わせることによって、安定性と使いやすさの両立を図っています。これまでは、技術部門のメンバーが中心になって開発を進めていましたが、その問題点としては、技術部門の発想では、事務部門が本当に使いたいものを作ることが困難であるということです。「使う人が、自分が欲しいものを、自分が使いやすいように作る」というのが理想ですが、使う人と作る人が分かれているとこの理想を実現することができません。
そこで、この理想を実現するために、2016年から事務部門を「事務開発®部門」に改称し、VBAやSQLの講義を行ったり、自学自習をしてもらってコーディングを勉強してもらっています。最近は、SKIPのほぼ事務開発部門のほぼ全員がコーディングができる状態です。それによって、普段の業務を行いながら、ミスをしそうな箇所を見つけると、自らコーディングをして警告が出るようにシステム変更を行うことができるようになりました。また、事務と経理と技術の連携も、事務開発メンバーがChatWorkやネットバンキングのAPIなどを用いてコーディングを行うことによって大幅に効率化されました。
このような地道な努力が実ってきたのでしょうか?下記の通り、事務効率化の指標となる単位時間売上(売上÷事務労働時間)は、年々上昇しています。
2020年 ¥15,953
2021年 ¥16,890
2022年 ¥18,605
2023年 ¥20,701
という具合に、3年間で事務開発®部門の労働生産性を30%向上することに成功しました。
そして、このたび、SKIP独自の事務開発®部門=【特許事務 兼 プログラマ】は、さらに極端に過激に効率化を進めるため、Pythonの共同開発環境を構築して、親切かつわかりやすいPythonの共同開発環境のマニュアルを用意いたしました。これで、準備はできましたので、事務開発®部門は、いよいよ満を持して、この5月からPythonの定例勉強会を開始しております。
その成果として、これまで、所内のRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)をUWSCというフリーウェアを用いて実行しておりましたが、そのRPAのシステムをPythonに移行することに成功しました!
通常、世界的に有名なUiPathというRPAツールを使うと、下記のようなライセンス料が発生します。
UiPath 年間52万5000円~400万円(52万円(開発ツール1台、デスクトップ向け実行環境1台の最小構成))
また、いわゆるITコンサルに、UiPathを用いた業務の効率化(RPAのシナリオの作成)をしてもらうと、シナリオ一本あたり数十万円~数百万円ほどかかり、さらに保守運用サービス料を年間数十万円~数百万円支払う必要があります。
これを、SKIPでは、これまではUWSCというフリーウェアを活用して、大きなコストをかけずにRPAの実装をしておりました。しかし、UWSCの開発者はすでにお亡くなりになっており、早めに他のツールに置換することが緊急の課題でした。そこで、このたび、UWSCをPythonに置換することによって、SKIPでは、上記のRPAツールのコストをこれまで通りゼロにすることに成功しました。
また、実は、Pythonのほうが、UiPathよりも複雑で高度な操作を自動化できるというメリットもあります。というわけで、SKIPでは、UiPathなどの代わりに、Pythonを導入することには、年間で数百万円~1千万円程度のコスト削減効果があると考えています。こうやって浮いたお金を、クライアントへの安価なサービス提供+所員への高額な報酬+さらなるIT投資のための原資としていく予定です。
Pythonを使ったRPAについては、例えば、こちらの動画などが参考になるので、ご興味のある方は見てくださいね・・・って、おい、まさかの参考動画が、【ひろゆき】プログラミングはPython一択だぜ!なぜなら●●だしね【教えて!ひろゆき先生/切り抜き】かよ。。。
今後も、SKIPでは、SKIP独自の事務開発部門=【特許事務 兼 プログラマ】が、Pythonの共同開発環境を活用して、どんどん業務の効率化を進めていきます!
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SKIPでは、このように徹底したIT化を進めた結果、弁理士・特許技術者だけでなく、特許事務についても、ご自宅からリモートワークで働けます(オフィスには週に1回程度出てくればOK) ので、子育て中のワーク・ライフ・バランスを重視した働き方をしたい方や、関東圏内ではあるものの東京都心までは少しい遠い場所にある郊外から働きたい方など大歓迎です。
もっとも、現在、SKIPは、2023年にアソシエイト弁理士・特許技術者の平均年収約1285万円、特許事務の平均年収約723万円を達成しており、かなりの人手不足の状況にありますが、現在のところは、上記のような事務開発®による効率化の取り組みのおかげもあって、少数精鋭の事務開発®のメンバーで業務が十分に回っている状況です(そして、効率化で浮いた時間を活用して、Pythonなどのプログラミングの勉強をしてもらったり、業務ワークフローの見直しをしてもらったりしていますので、どんどん加速度的に効率化が進んで止まらない状況になっております)。そのため、現時点では、追加で事務開発®の人材を採用する予定はありません。
次の事務開発®の人材採用は、おそらく、2025年の年初以降になると思います。そのため、もしも、SKIPに入所したいな!という方がおられたら、誠に申し訳有りませんが、来年の年明けまでお待ち下さいね!
注:事務開発®は、SK弁理士法人の登録商標です。