SKIPでは、大学や公的研究機関などの最先端の研究成果に基づく新規事業開発に取り組むディープテック分野のスタートアップの起業家+研究者を支援させていただいております。その一環として、SKIPの奥野弁理士の方で、長崎県の地域特性を生かしたアカデミア創薬システムの構築に取り組んでおられる、長崎大学の先端創薬イノベーションセンターの所長をしておられる田中 義正先生の技術シーズを社会実装するためのスタートアップの知財戦略をプレCXOとして支援させて頂くプロジェクトに参加しておりました。
この長崎大学の田中義正先生のプロジェクトの支援の総仕上げとして、長崎大学の田中義正先生と一緒に、SKIPの奥野弁理士の方で、株式会社SCMバイオメディカを共同創業させていただき株主 兼 顧問(知的財産戦略)として起業を支援させて頂いております。長崎大学の田中義正先生は、京都大学でノーベル医学生理学賞を受賞された本庶佑先生と一緒に、年間売上1兆円超のオプジーボ(免疫チェックポイント阻害剤)という革新的な医薬品を開発された先生です。今後、奥野弁理士としては、さらに革新的ながん免疫療法の実用化に向けて、田中義正先生の研究開発の社会実装のためにお手伝いをさせていただいております。
このたび、この株式会社SCMバイオメディカが、アステラス製薬株式会社が主催する「革新的がん治療に繋がる研究シーズ・技術シーズ ピッチコンテスト」の書類審査を勝ち抜いた5チームに選ばれました(田中義正先生が柏の葉ライフサイエンスフロンティアまで出張してピッチをしてきます!)のでお祝いをさせていただきます。奥野弁理士は、嬉しさのあまり、ふるさと納税の返礼品でもらった八女茶で乾杯したようです。長崎大学+アステラス製薬株式会社に幸あれ!カンパーイ!
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「革新的がん治療に繋がる研究シーズ・技術シーズ ピッチコンテスト」柏の葉ライフサイエンスフロンティアで躍進するイノベーションシリーズ
がん領域の創薬シーズや技術のアイデアを有し、事業化を見据え自力で創薬にチャレンジしたい研究者、もしくは事業化直後で今後ご自身の創薬プログラムを推進させたい研究者を支援する目的で開催するピッチコンテストです。
今回のイベントの舞台である柏の葉エリアでは、国立がん研究センター、東京大学柏キャンパスなどから成る、国内屈指のライフサイエンスクラスターが確立されています。柏の葉に程近いつくばの地にて、グローバルファーマとしての創薬機能を有するアステラス製薬は、最近この柏の葉エリアに位置する三井不動産リンクラボ内にがん微小環境研究の拠点を開設しました※1。本コンテストは、この柏の葉-つくばにまたがる創薬エコシステムの構築と、さらなるオープンイノベーションの加速につながる、挑戦的かつ刺激的な企画となっています。
本コンテストでは、書類審査を勝ち抜いた5チームがピッチを行います。 また審査員の審査の視点、スタートアップ評価ポイント等の解説も座談会形式で行います。
ぜひみなさん会場、柏の葉までお越しください。
※1 アステラス製薬 最先端の空間バイオロジーを駆使したがん微小環境研究のオープンイノベーション拠点を三井不動産「三井リンクラボ柏の葉1」内に設置 https://www.astellas.com/jp/news/28106
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日時:2024年3月22日(金)13:00-16:00頃(12:45開場)
会場:リアル会場:柏の葉カンファレンスセンター/オンライン視聴:Zoom Webinar
参加申込(要事前登録)
プログラム
時間 |
内容 |
13:00 |
Opening Remark 志鷹 義嗣(アステラス製薬株式会社 専務担当役員 研究担当) |
13:15 |
講演 国立がん研究センター 先端医療開発センター センター長 土井 俊彦 氏 |
13:30
|
ファイナリストピッチ ピッチ最大10分+質疑応答最大10分×5チーム 登壇者は下段参照 |
15:10 |
柏の葉、つくばエリアにおけるオープンイノベーションの取り組み紹介 アステラス製薬株式会社、三井不動産株式会社 |
15:30 |
審査員による座談会:審査の視点、スタートアップ評価ポイント等の解説 |
15:50 |
結果発表・表彰式 |
15:55 |
Closing Remark 高橋 俊一(LINK-J事務局長) |
16:00 |
閉会 |
※プログラムについては変更の可能性もございます。
登壇チーム・プロジェクト(ランダム登壇順)
株式会社アンチキャンサーテクノロジズ
研究代表者:東京医科⻭科⼤学・特別栄誉教授 中⼭ 敬⼀
株式会社 SCM バイオメディカ
代表取締役 田中 義正
チーム名:Safe T
研究代表者名:国立がん研究センター先端医療開発センター免疫療法開発分野 中面 哲也
東京核酸合成株式会社
代表取締役 松井 雅章
国立大学法人東京大学 定量生命科学研究所 特任助教
研究開発代表者 林 寛敦
優勝賞品
研究奨励金(アステラス製薬による提供) : 1000万円
研究環境の提供 :
1)アステラス創薬研究開発専門家およびがん臨床治験・トランスレーショナル研究専門家などによる定期的なメンタリングを実施(2年間)
2)ラボ無償利用(1年間)※アステラスつくば研究センター内のシェアラボ SakuLab-Tsukubaの1ベンチ、または三井リンクラボ柏の葉内シェアラボの1ベンチ
3)LINK-J 2024年度 特別会員資格:詳細はこちらをご参照ください。
4)アステラス柏の葉TME iLabにおける最先端の空間解析機器(CosMx、Visium)の使用(実験に関する費用は優勝者負担)。※使用するか否かは優勝者の任意となります。
※ラボ無償利用(1年間)について
優勝者には、アステラスSakuLab-Tsukubaあるいは三井リンクラボ柏の葉内シェアラボへの入居にあたり、別途契約を締結していただきます。要望があれば、ラボの見学を実施します。契約締結後、速やかに研究を開始していただきます。
主催:LINK-J 共催:アステラス製薬株式会社
協賛:三井不動産(株)、(株)東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)、(株)ファストトラックイニシアティブ(FTI)
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株式会社SCMバイオメディカを設立してみると、さっそく多くのVCや事業会社のCVC部門の皆様からシード投資のオファーを頂き、既に複数のVCやCVCとNDA契約を結んで、ビジネス+技術+知財面でのデュー・デリジェンスをしてもらって、マジで驚いている状況です。田中義正先生は、大変お優しい人格者の先生で熱心に研究内容をご説明されるので、投資家の皆様がファンになってくれている感じですね。奥野弁理士もVCなどとの面談によく同席していますが、奥野弁理士の知財戦略についての説明なども、ちょびっとは役に立っているのであれば嬉しいです。
ここで、ちょびっと広告をさせていただくと、SKIPには、多くの優秀な機械・電機・IT系+化学・バイオ・材料系の弁理士・特許技術者が在籍しておりますので、多くの大学や公的研究機関などの最先端の研究成果に基づく新規事業開発に取り組むスタートアップの知財戦略の立案や特許ポートフォリオの構築を微力ながら支援させていただいていると自負しております。
というわけで、大学や公的研究機関などの最先端の研究成果に基づく新規事業開発に取り組むスタートアップの研究者や起業家の皆様におかれましては、新しい研究成果を生み出されたり、新しい製品の開発に成功された際には、ぜひ、SKIPの機械・電機・IT系+化学・バイオ・材料系の弁理士・特許技術者に気軽にご相談をいただき、一緒にSKIPしていただければ嬉しく思います。
また、SKIPでは、機械・電機・IT系+化学・バイオ・材料系の理系修士+理系博士を積極採用しております。弁理士+特許技術者は、大学や公的研究機関などの最先端の研究に取り組んできた経験のある元研究者+元エンジニアが自分の専門スキルを生かして、大学や公的研究機関などの設備に縛られることなく、自由にマイペースで活躍しやすい職業のひとつだと思います。つきましては、機械・電機・IT系+化学・バイオ・材料系の元研究者+元エンジニアの皆様におかれましては、是非、SKIPの求人にご応募をいただければ嬉しく思います!
注:【ディープテック】は、SK弁理士法人の登録商標です。