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【祝!資金調達!】SKIPが知財戦略を支援している【育種高速化技術】の株式会社CULTAが資金調達を実施されました。

2023.06.02

SKIP

SKIPでは、デジサーチの創業者の黒越さんがインキュベーションオフィス「COEBI」を通じて支援されている株式会社CULTAの知財戦略の支援をさせていただいております。

起業家の育成、支援のために開放 インキュベーションオフィス「COEBI」

今でも、突然、株式会社CULTAの野秋社長からメールをもらって、恵比寿ガーデンプレイスのデジサーチのオフィスの隣にある「COEBI」の中で、初めて会った野秋社長から【育種高速化技術】を活用して、世界中の農業の地位を上げ、強い産業に変える、という熱い想いをぶつけられたことを覚えています。山奥の限界集落の農家の息子である奥野弁理士は、その熱気にあてられて、そのまま、株式会社CULTAの知財戦略を支援させていただくことになりました。

その後、株式会社CULTAには、東大FoundXにも入ってもらって、そこでも、奥野弁理士が東大FoundXのサポーターとしての立場で、株式会社CULTAの知財戦略を支援させていただいておりました。なお、2023 年 6 月 25 日 (日)に東京大学伊藤国際ホールで開催されるClimate Tech Day @ 東京大学に、株式会社CULTA代表の野秋社長が登壇されます。

Climate Tech Day 2023 @ 東京大学 – 『気候テック』の概要を1日で掴む

Climate Tech Day は Climate Tech (気候変動を理解・緩和・適応するための技術やビジネス) の概要について、1日で学ぶイベントです。事前の参加登録をいただければ、どなたでも無償で参加可能です。興味のあるセッションのみの参加も可能です。

野秋収平
株式会社CULTA 代表取締役

1993年静岡県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了。修士課程ではドローンを使用したリモートセンシングによる農地の土壌水分量推定に関する研究を行う。在学中はタイの農業スタートアップEmpag Pte, Ltd.にて海外農業調査及び農業専門メディア運営業務に従事。その後植物センシングスタートアップでの事業構築や仲卸業者での業務、農業生産法人での栽培管理や業務フロー改善、6次化支援業務等に従事。大学院在学中に株式会社CULTA設立。

このたび、こちらの株式会社CULTAが、資金調達を実施されましたので、こちらのブログでもお祝いさせていただきます。とりあえず、奥野弁理士は、最近は健康のために禁酒をしているので、デジサーチさんがプロデュースしてD2Cで販売している大ヒット商品の【シャンパンいちご大福】を頬張りながらコーヒーで乾杯をしたようです(それ、アルコール摂取してるやん。アカンやん・・・)。

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リアルテックファンド、独自の高速育種技術により農業の課題を解決する東京大学発ベンチャーのCULTAへの出資を実施

アルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、東京大学発のアグリテックベンチャーである株式会社CULTA(本社:東京都渋谷区、代表取締役:野秋 収平、以下「CULTA」)へ投資を実施したことをお知らせ致します。CULTAは今回の調達資金をもとに、多様な環境で育成できる高品質な農産物の研究開発を進め、将来は世界の農業の持続可能性と収益性の向上実現を目指します。

■企業概要

CULTAは「世界中の農業の地位を上げ強い産業に変える」ことをミッションに、日本発のグローバル農作物ブランドを生み出し世界中に展開することを目指す、東京大学発のグローバル農業ベンチャーです。温暖化ガスによる世界の気候変動の悪影響を最も受けるのは農業セクターと言われており、すでに世界のさまざまな地域で農業の生産性が低下しています。CULTAの開発した高速育種技術は、従来は10年程度の時間を要することも多い農作物の品種改良を高速化し、2年程度でさまざまな育種の開発が可能となります。これらの技術により、世界の気候変動への耐性を有する新規品種や、気候変動下でも高い品質を維持する生産技術を提供していきます。同時に従来以上に高品質な農産物を提供することで、農業の持続可能性に必要な収益性向上に寄与していきます。

■資金調達の目的と使途

多様な環境で育成可能な高品質なイチゴの品種開発
高速育種技術の開発
ASEANをはじめとした海外展開の開始

■担当者コメント

国内においては主に高齢化と収益性の低さや不安定さを理由として、農業という職業から離脱する人々は今後も増え続けると予測されていますが、フルーツなど我が国の農産物は海外の農産物と比較しても非常にレベルの高い農産物を提供しております。海外でも育成できるような新たな品種を開発することで、日本の優れた農産物のポテンシャルを拡大させ、我が国の農業に大きく貢献できるベンチャーであると思い投資を決めました。若い人たちが胸を張って我が国の農業に就業できるような未来の為にがんばるCULTAを支援できることを楽しみにしています。

(リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 室賀 文治)

*正式名称:「リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(通称:「グローカルディープテックファンド」)

■株式会社CULTAについて

設立年月:2017年11月
所在地:東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号
代表者:野秋 収平
資本金:非公開
事業内容:日本発プレミアム農作物ブランドを開発するグローバルファームレスメーカー
公式サイト:https://culta.jp/
出資時期:2022年3月

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ところで、SKIPといえば、外国特許出願が得意なことで有名?ですが・・・ 実は、最近、大学発ベンチャーへの知財に基づく資金調達支援もよく行っていたりします。

SKIPでは、奥野彰彦弁理士が他のメンバーと一緒に、幾つかのVCや、東大FoundXをはじめとする各種ベンチャーアクセラレータや、デジサーチをはじめとする各種D2Cアクセラレータなどで外部アドバイザー(知的財産戦略)を勤めており、さらにはJSTのプログラムの一環として九州大学発ベンチャーのプレCXOとして色々なVCを回って実際に資金調達活動も行ったりした経験があります。また、奥野彰彦弁理士は、幾つかの技術コンサルティングファームおよび経営コンサルティングファームの外部アドバイザー(知的財産戦略)も勤めています。

東大FoundX

東大IPC

デジサーチD2Cアクセラレータ

九州大学で大学発ベンチャー企業設立に伴走する事業化プロデューサー(プレCxO)

SKIPでは、この知財にもとづく資金調達支援サービスを【Science Knowledge Investment Program(登録商標)=SKIP】と名付けて提供しております。 あなたの知財を資金調達につなげます・・・というわけですね。 なお、オヤジギャクとか言わないでくださいね。。。商標の仕事をしていると、どんどんダジャレが増えてくるという職業病にかかっているだけなのです。。。

てなわけで、知財にもとづく資金調達支援についても、どうぞ、気軽にSKIPにご相談を!

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