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SKIPの知財戦略コンサルティングが進化しました(Bee Sketch®であるべき知財戦略をスケッチします)。

2021.12.09

SKIP

SKIPといえば、外国特許出願が得意なことで有名?ですが・・・
実は、最近、どんどん知財戦略コンサルティングの依頼も増えていたりします。

SKIPでは、これまでも裏メニューということで常連の中小企業やスタートアップのお客様だけに、知財戦略コンサルティングのサービスを提供していました。

すると、どこから口コミを聞きつけてきたのか?多くの中小企業やスタートアップなどから、是非、SKIPの知財戦略コンサルティングのサービスを受けたいとのお申込みを続々といただき、どんどん知財戦略コンサルティングの仕事が増えています。一体、何が起こったんや???また、ベンチャーキャピタル(VC)や経営コンサルティングファームからは、投資先やコンサル先に一緒に知財戦略コンサルティングをしてほしいとのお申込みを多数いただいております。

ええ?僕たち、いわゆる正式な経営コンサルタントじゃないですし、知財戦略のご相談のタイムチャージが2万円/時間とか高くないですか?大丈夫ですか?無理にコンサルティング契約を結んでいただかなくても、ある程度のご相談なら無料で対応させていただきますよと申し上げても、【いや、このサービスでこの料金は安い!めちゃくちゃお買い得や!】ということでお申し込みを頂いております。

そこで、SKIPでは、このたび、知財コンサルティングサービスを正式なメニューとして採用した上で、ベンチャーキャピタル(VC)や経営コンサルティングファーム向けにも対応した形で進化させることにいたしました。
新サービス名は、【Bee Sketch(ビスケッチ)®】と名付けました。
あるべき(Bee)知財戦略をスケッチ(Sketch)します・・・というわけですね。
なお、オヤジギャクとか言わないでくださいね。。。商標の仕事をしていると、どんどんダジャレが増えてくるという職業病にかかっているだけなのです。。。

どうも、中小企業向けには、地に足のついた地味な経営戦略をサポートするための船井総研や一倉定先生などがしそうな、昭和の薫りがする泥臭く汗臭いオーソドックスな手堅い知財戦略コンサルティングが人気のようですね。SKIPでは、基本的には、事業戦略>研究開発戦略>知財戦略という感じで、所詮は知財戦略なんてのは、経営においては優先順位の低い戦術レベルの話に過ぎないというスタンスをとっています。ですから、特許ポートフォリオの構築に研究開発費の5-10%の適正範囲を超えてコストをかけるような本末転倒な知財戦略を提案してはいけない!と肝に銘じた形の奥ゆかしい感じの謙抑的な知財戦略コンサルティングを行っています。また、俺たち弁理士だぞ!先生だぞ!偉いんだぞ!みたいな態度を取らないので、それが中小企業のオーナー社長に受けるようです。

そして、IT系のスタートアップ向けには、東大FoundXや東大IPCなどで学んだ今風のシリコンバレー流の知財戦略が受けていますね。

スタートアップがプロダクト・マーケット・フィット(PMF)するまでの試行錯誤してピボットを繰り返している時期のコストパフォーマンス重視の知財戦略と、PMF後に資金調達をして一気にスケールアップに取り組む際に後発企業によるキャッチアップを邪魔するための待伏せ特許戦略(または特許地雷戦略)を中心とした積極的な知財戦略と、の使い分けが人気なようですね。ぶっちゃけ、BtoC系のウェブサービスを提供するスタートアップの場合、PMFするまでは、そもそもどんな事業=ビジネスモデルになるのかわからないので、あんまり起業初期の段階でビジネスモデル特許出願をしても空振りにおわって、貴重な資金の無駄遣いになるケースも多いんですよね(こんなこと言うと、弁理士会に怒られそうですが・・・)。なので、クローズドベータ版を提供してユーザの反応を観察して、慎重にPMFしそうかどうか観察して、こりゃイケそうだ!となったら、おもむろにビジネスモデル特許出願をするのがよいケースも多いです。

あるいは、起業初期にああでもない、こうでもない、とブレインストーミングして、やや空想的なアイデアを練るのって楽しいのですが、そこで盛り上がって、よし、ビジネスモデル特許出願だ!このアイデアも、あのアイデアも全部盛り込むぞ!とやると、めちゃくちゃメガ特許出願になっちゃって、最初の特許出願の段階だけで100万円とかの弁理士費用がかかったりするので、そこは冷静になって、最初にリリースするオープンベータ版のいわゆる基本設計(外部設計)が完成して、これから詳細設計(内部設計)またはコーディングをはじめるぞってなタイミングあたりで、ビジネスモデル特許出願をしたほうが、せっかくの特許出願が空振りにならなくてよかったりもします。その後、ユーザによるフィードバックを受けて、バージョン2を出すことになったら、その際に実装する新機能は1年以内に国内優先出願をして盛り込んでおけばいいですね。

また、バイオ医薬系のスタートアップ向けには、大学の研究室からスピンアウトしたばかりの起業初期段階での基本発明の特許ポートフォリオをうまくメガファーマ好みの形で構築して、JSTの支援を得てPCTルートで少なくとも欧米中での権利化を行った上で、大学の研究室に残してきた特許ポートフォリオをうまく好条件で独占的ライセンスの形で引っぱってきて、その後にディープテックやライフサイエンスに積極的なVCをご紹介してベンチャーキャピタリスト相手に特許ポートフォリオや知財戦略のプレゼンも一緒にさせていただいて、資金調達まで支援するのが受けていますね。

うまくVCから資金調達に成功したら、用途特許、製法特許、用法用量特許、剤形特許などの多彩な改良発明の特許ポートフォリオを、豊富な資金を背景に欧米中のみならず韓台+露伯印+加豪墨+東南アジア+中東+アフリカでも権利化させていただき、さらに創薬パイプラインや創薬プラットフォームのバリューアップを図ってから、メガファーマとのライセンス交渉もお手伝いさせていただくという知財コンサルティングが人気なようです。なお、上記のPCTルートでの基本発明の権利化は、資金調達が国内移行期限に間に合えば、JSTの支援を受けた欧米中だけでなく、自前の資金で韓台+露伯印+加豪墨+東南アジア+中東+アフリカでも権利化させていただくことが多いですね。

そして、ベンチャーキャピタル(VC)や経営コンサルティングファーム向けには、上記のような形で投資先やコンサル先に一緒に知財戦略コンサルティングをさせていただくのが人気なようです(もっとも、経営コンサルティングファームと一緒にやる場合には、経営コンサルティング→ITコンサルティング→技術コンサルティング→知財コンサルティングのような形で、一連のコンサルティング活動の末尾にくることが多いですけどね・・・)。

なお、知財戦略コンサルティングサービスを提供する際には、リアルでディスカッションをすることもありますが、ビジネスチャットやウェブ会議もフル活用しています。

ビジネスチャットとしては、以下のサービスに対応しています。
ChatWork(SKIPとしてイチオシ)
Slack
Google Chat
Discord
なお、場合によっては、Facebook MessengerやWhatsappやLINEのような個人チャットサービスでの対応も可能です。
また、WechatやWecom(Wechatのビジネス版)やDingTalkやKakaoTalkのような中韓台のチャットサービスでの対応も可能です。

ウェブ会議としては、以下のサービスに対応しています。
Microsoft Teams
Google Meet
Zoom
Discord
なお、場合によっては、Facebook MessengerやWhatsappやLINEのような個人チャットサービスに付属のウェブ会議サービスでの対応も可能です。
また、Voovのような中韓台のウェブ会議トサービスでの対応も可能ですし、WechatやWecom(Wechatのビジネス版)やDingTalkやKakaoTalkのような中韓台の個人チャットサービスに付属のウェブ会議サービスでの対応も可能です。

というわけで、こちらのビジネスチャットを用いた、非同期のコンサルティングを提供するSKIPのコンサルティング契約の条件は以下のとおりです(コンサルティング契約で儲ける気はまったくありません!)。

原則タイムチャージ2万円/時間となっております。あらかじめ上限キャップを設定していただくことも可能です。
奥野彰彦弁理士だけでなく、SKIPの所内の誰でも、知財戦略コンサルタントとしてご指名いただけます。
最初のご相談はもちろん無料で、あらかじめ見積もりを送ってゴーサインをもらってから料金が発生します。
なお、SKIPと顧問契約を結んで頂くと、通常はタイムチャージ2万円✕5時間=10万円に相当するコンサルティング料金が、なんと月5万円ポッキリにディスカウントされますのでお得ですよ。

一般的には、顧問契約なしですと、いつでも気軽にビジネスチャットを用いた非同期のコンサルティングを受けていただいて、さらに月に1回程度のウェブ会議を利用していただいて、月10万円程度に収まることが多い感じですね。

てなわけで、知財戦略コンサルティングについても、どうぞ、気軽にSKIPにご相談を!

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