【所内AI教育始めました】SKIP独自の事務開発®部門=【特許事務 兼 プログラマ】をさらに進化させるために、日本を代表するAI教育スタートアップである株式会社SIGNATEのSIGNATE Questを所内に導入します。
2024.12.19
SKIP
SKIPでは、PatDataとVBAとSQLサーバーの所内システムを組み合わせることによって、安定性と使いやすさの両立を図っています。これまでは、技術部門のメンバーが中心になって開発を進めていましたが、その問題点としては、技術部門の発想では、事務部門が本当に使いたいものを作ることが困難であるということです。「使う人が、自分が欲しいものを、自分が使いやすいように作る」というのが理想ですが、使う人と作る人が分かれているとこの理想を実現することができません。
そこで、この理想を実現するために、2016年から事務部門を「事務開発®部門」に改称し、VBAやSQLの講義を行ったり、自学自習をしてもらってコーディングを勉強してもらっています。最近は、SKIPのほぼ事務開発部門のほぼ全員がコーディングができる状態です。それによって、普段の業務を行いながら、ミスをしそうな箇所を見つけると、自らコーディングをして警告が出るようにシステム変更を行うことができるようになりました。また、事務と経理と技術の連携も、事務開発メンバーがChatWorkやネットバンキングのAPIなどを用いてコーディングを行うことによって大幅に効率化されました。
このような地道な努力が実ってきたのでしょうか?下記の通り、事務効率化の指標となる単位時間売上(売上÷事務労働時間)は、年々上昇しています。
2020年 ¥15,953
2021年 ¥16,890
2022年 ¥18,605
2023年 ¥20,701
という具合に、3年間で事務開発®部門の労働生産性を30%向上することに成功しました。
そして、このたび、SKIP独自の事務開発®部門=【特許事務 兼 プログラマ】をさらに進化させるために、日本を代表するAI教育スタートアップである株式会社SIGNATEのSIGNATE Questを導入することにしましたので報告させていただきます。
まずは、アメリカを代表するEd-TechスタートアップであるQuantic School of Business and TechnologyのMBAを取り終わって一段落した奥野弁理士(奥野はQuanticのCo-Founder=共同創業者:自分で共同創業したビジネススクールで自分が学位を取るという究極のコネ入学?)が人柱になって・・・
SKIPと仲良くしているSIGNATEの斎藤社長が作った、SIGNATEのAI講座であるSIGNATE Questの受講を初めてみております。なんと、驚きの月2200円の激安価格です。
残念ながら、奥野は株式会社SIGNATEには投資しておりませんが、奥野が知財戦略のサポーターをしている東大IPCの投資先ではあります。
代表取締役社長CEO/Founder
齊藤 秀博士(システム生命科学)
オプトCAOを経て現職。幅広い産業領域のAI/データ活用業務を経験。
データサイエンティスト育成及び政府データ活用関連の委員に多数就任。
筑波大学人工知能科学センター客員教授
国立がん研究センター研究所客員研究員
なお、SIGNATEの斎藤社長には、下記の弁理士会主催の知財のDXセミナーにも登壇いただきました。
【弁理士会活動】奥野弁理士が、日本弁理士会主催の「お金をかけなくてもできる!特許業務の効率化のためにAIを活用して業務を自動化するDXセミナー」で講師をつとめました。
SIGNATE Questにログインしてみると、こんな感じのユーザインターフェースでした。
今後、奥野が無事にSIGNATEのAI講座であるSIGNATE Questを最後までやりきって修了証をもらえるようであれば、おそらく、他の事務開発®のメンバーもやりきれるだろうと思います。
その場合、SKIP独自の事務開発®部門=【特許事務 兼 プログラマ】のメンバーにも横展開して、もしも興味があれば受講してもらおうと考えています。
おそらく、このSIGNATE Questを最後までやり遂げれば、Pythonによるプログラミングをマスターして、データサイエンティストとしてのスキルを身に着けたうえで、AIを使いこなすためのコツをマスターできるのではないかな?と考えています。
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そこまで行ったら、その次は、奥野弁理士がまた人柱になって・・・
またもや、自分で共同創業したビジネススクールで自分が学位を取るという究極のコネ入学?で世間の批難を浴びるのは承知の上で、QuanticのMaster of Science in Software Engineeringに挑戦して、情報工学の修士号を取得しようと考えています。
News provided by Quantic School of Business and Technology Sep 03, 2024, 09:30 ET
WASHINGTON, Sept. 3, 2024 /PRNewswire/ — Building on the success of its highly acclaimed MBA and Executive MBA programs, Quantic School of Business and Technology announced today the launch of two innovative master’s programs: a Master of Science in Business Analytics (MSBA) and a Master of Science in Software Engineering (MSSE). These programs are designed to equip the next generation of leaders with both the strategic and hands-on technical abilities to make an impact in their respective fields.
Innovative Programs, Groundbreaking AI Technology
The new degrees come on the heels of Quantic’s rollout of two cutting-edge AI tools — AI Advisor and AI Tutor. These new technologies enhance the learning experience with real-time, contextual feedback and individualized tutoring tailored to each student’s needs. By integrating advanced AI into its educational framework, Quantic ensures each student receives a highly personalized and effective learning experience while allowing faculty to dedicate more time to high-impact mentorship and less on routine instruction.
創業当初のアメリカ政府のMBAの認可を取るのも大変でしたが、今回のコンピュータサイエンスの修士課程の認可を取るのもやはり大変でした。もっとも、ようやく、正式にアメリカ政府の認可をとって、ちゃんとしたコンピュータサイエンスの修士課程の学位が取れる新しい専攻をリリースできて嬉しく思います!
もしも、皆様もご興味があれば、是非、こちらの最先端のオンライン完結(とはいえ、グループディスカッションや修士論文の研究については、日本時間の真夜中にZoomなどを使ってディスカッションをしないとイケなくて大変ですが・・・アフリカや中東や東欧や中南米や太平洋の離島などから学費無料で通う世界のエリートたちと一緒に切磋琢磨するのは楽しいですよ!)のコンピュータサイエンスの修士課程に入学いただければ嬉しく思います!
なお、Quantic School of Business and TechnologyのMBAは、学費は完全無料です。シリコンバレーのIT企業などから多額の寄付を集めており、世界中の新興国の意欲あるエリート人材に無料でMBAの講義+学位を授与しており、新興国の優秀な人材をシリコンバレーのIT企業などが、リモートワーク社員として採用するうえで役立っております。その結果として、こちらのQuanticで学んだ新興国の若者の多くが、シリコンバレーのGAFAなどに大量に就職して活躍しております。
奥野も、自分+所員の自己啓発のために、アメリカ東海岸で、オンライン完結の大学院まで共同創業しちゃったのは、ちょっとやり過ぎな気もしますが・・・やはり、これからは、完全オンラインの大学院の時代だと確信しております。この調子で、NASDAQに上場して、世界のEd-Terchに革命を起こしたいなと思っております。なんちて。半分本気で半分冗談です。
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SKIPでは、このように徹底したIT化を進めた結果、弁理士・特許技術者だけでなく、特許事務についても、ご自宅からリモートワークで働けます(オフィスには週に1回程度出てくればOK) ので、子育て中のワーク・ライフ・バランスを重視した働き方をしたい方や、関東圏内ではあるものの東京都心までは少しい遠い場所にある郊外から働きたい方など大歓迎です。
もっとも、現在、SKIPは、2023年にアソシエイト弁理士・特許技術者の平均年収約1285万円、特許事務の平均年収約723万円を達成しており、かなりの人手不足の状況にありますが、現在のところは、上記のような事務開発®による効率化の取り組みのおかげもあって、少数精鋭の事務開発®のメンバーで業務が十分に回っている状況です(そして、効率化で浮いた時間を活用して、Pythonなどのプログラミングの勉強をしてもらったり、業務ワークフローの見直しをしてもらったりしていますので、どんどん加速度的に効率化が進んで止まらない状況になっております)。そのため、現時点では、追加で事務開発®の人材を採用する予定はありません。
次の事務開発®の人材採用は、おそらく、2025年の春以降になると思います。そのため、もしも、SKIPに入所したいな!という方がおられたら、誠に申し訳有りませんが、来年の春以降までお待ち下さいね!
注:事務開発®は、SK弁理士法人の登録商標です。