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少数精鋭の事務グループ(平均年収約723万円)

少数精鋭の事務グループ(平均年収約723万円)

SKIPでは、特許事務の役割を弁理士の単なるアシスタントとは考えていません。

一般的な特許事務所において、特許事務という職種には、割り振られた定型業務を受動的にこなすことが求められます。もちろんSKIPにおいても定型作業は発生しますが、特許事務の役割はそれだけではありません。事務所全体の業務効率化を見据えて、日々、能動的な業務改革を実行していくことから、SKIPの特許事務部門は「事務開発グループ」と呼ばれています。

例えば、これまで誰にも経験のない複雑な手続といった高度な法律知識が要求される業務から、英文レター作成、中国語、韓国語での現地代理人とのやりとり、更には所内作業フローの検討やそれにともなう所内システムの保守管理、開発までもが、事務開発グループの役割です。そのため、SKIPの事務開発グループには、日本弁理士の資格を持つ所員、英語、中国語、韓国語の語学スキルの高い所員、VBAやMySQLやPythonなどのプログラミングができる所員など、多彩な人材がそろっています。

そもそも特許事務は専門性が高い職種であり、いわゆる「誰にでもできる簡単な仕事」ではありません。しかし、SKIPでは、更にそこから一歩踏み込んで「特許事務を『誰にでもできる簡単な作業』にまで落とし込み、ひいてはシステムの自動化により『人間がやらなくても良いプロセス』に昇華させる」ことを目標としています。

自ら付加価値を生み出す、プロフィットセンターとしての事務開発グループの活躍により、SKIPでは所内の事務部門の人数比を、およそ所員全体の30%に抑えることに成功しています。もちろん、事務人数の抑制により生じた利益は、ボーナスとして事務開発グループにも大きく還元されます。

このような地道な努力が実ってきたのでしょうか?下記の通り、事務効率化の指標となる単位時間売上(売上÷事務労働時間)は、年々上昇しています。
2020年 ¥15,953
2021年 ¥16,890
2022年 ¥18,605
2023年 ¥20,701
という具合に、3年間で事務開発部門の労働生産性を30%向上することに成功しました。

SKIPが、ここ数年間にわたって、苦労しながら試行錯誤してきた、外部のシステム開発会社やITコンサルタントなどに頼らずに「使う人が、自分が欲しいものを、自分が使いやすいように作る」という努力が、ようやくうまくカチッと嵌って回り出してきたのかな?という感じをもっています。というか、単に、外部にお金を払うのがもったいないので何でも自力で内製化するというSKIPの経営方針をシステム開発にも適用しただけなんですが。。。

というわけで、SKIPの事務開発部門のメンバーは、いつのまにやら超優秀な特許事務 兼 プログラマばかりになってきております。しかも、どんどん、勝手に改善点を見つけてその日のうちにプログラミングをして自動化してくれるので、めちゃくちゃありがたいことこの上ないです。マジで、こんなに優秀な特許事務 兼 プログラマの集団からなる事務開発部門をもっている特許事務所って、日本国内広しといえども、SKIPくらいしなないのでは?と自画自賛しております。

SKIPの特許事務の年収水準

平均値 約723万円
最小値 約579万円
第1四分位数 約671万円
中央値 約704万円
第3四分位数 約727万円
最大値 約916万円

そのため、嬉しいことに、2023年には、特許事務の平均年収として約723万円(パート・アルバイトを除く 入所初年度のメンバーおよび年度途中の入所・退所・休職を除く 手取年収ではなく額面年収 年末調整時における顧問税理士による公式算出結果)を達成することができました。

この調子で、現在の10名前後の事務開発部門のメンバーで20名前後の弁理士・特許技術者を支える状態から、将来的に10名前後の事務開発部門のメンバーで40名前後の弁理士・特許技術者を支える状態になれば、事務効率化の指標となる単位時間売上(売上÷事務労働時間)は4万円くらいまで上昇して、事務開発部門のメンバーの平均年収は1000万円を軽く超えてくるのではないかと期待しています。もっとも、経営陣の力不足で、今のところは、平均年収1000万円を実現できておらず、申し訳ありません。。。