【地方創生への社会貢献】SKIPは、T-Startupを通じて、富山県で起業するスタートアップの知財戦略を支援します
2024.08.21
SKIP
SK弁理士法人(本部オフィス:東京都、代表社員:奥野彰彦)は、内閣府・内閣官房が推進する「地方創生テレワーク推進運動」の趣旨に賛同し、推進運動に参加する為「Action宣言」を行っています。そのため、SKIPでは、所員による地方または海外からのテレワークを自由に認めています。
SKIPの奥野弁理士の妻の実家は、ひみ寒ぶり(登録商標)で有名な富山県氷見市で中小企業(toyamadoというペット用網戸がヒット商品です)を経営しており、SKIPは富山の置き薬で有名な製薬会社のクライアントも抱えております。そんなわけで、奥野弁理士は、暑い夏に富山県氷見市に避暑のために帰省して、富山県からリモートワークをしていることも多いです。
そのため、SKIPの奥野弁理士は、長年にわたってお世話になった富山県に、少しでも恩返しをしたいという熱い地方創生の想いを持っています。そこで、SKIPとして、富山県が推進する成長企業の発展・支援に向けた「スタートアップエコシステム形成プロジェクトである【T-Startup】の知的財産戦略のサポーターとして加えていただくことになりました。
下記のとおり、正式に【T-Startup】のウェブサイトにもSKIPを掲載いただき、今後、【T-Startup】の採択企業に下記の1年間の無料顧問サービスを提供させていただくことになる予定です。
T-Startup サポーター支援内容一覧
SK弁理士法人
〇提供可能な支援内容
1年間の無料顧問サービス
・ 毎月5時間分のタイムチャージを無料で差し上げます。
・ 毎月の顧問契約によるタイムチャージを、知財戦略などについてのご相談だけでなく、特許調査や鑑定などの業務にもご利用いただけます。
・ 毎月の顧問契約によるタイムチャージを使い残された場合には、タイムチャージを繰越させていただき、翌月以降にお使いいただくことも可能です。
なお、この【T-Startup 】に加わる下準備として、数年間ほどかけて、奥野弁理士の方で、
富山の置き薬で有名な製薬会社のクライアントの事業を通じて、
富山県の創薬エコシステムの知財戦略のサポートをさせていただきました。
この活動を通して、奥野弁理士としては、富山県においても東京と同様に、やはり、スタートアップにとって、最も重要なのは、初期段階では、エンジニアリング+マーケティングになるということを再確認できました。特に、PMFする前の課題の探索段階においてはそうですね。
そして、スタートアップの提供する製品・サービスがPMFして大ヒットして、
VCから数億円規模の投資を受けて、一気に急成長を狙う段階になってはじめて、
人事労務
企業法務
管理会計
知財戦略
などが重要になるので、ようやく弁護士さんや会計士さんや弁理士さんなどに相談するニーズが出てくるのは、富山県も東京も同じだなと痛感した次第です。
特に、PureIT系のスタートアップの場合、富山県でも東京でも、PMF前には知財戦略の相談のニーズはほとんどないですね。なぜなら、PureIT系の場合には、PMF前は課題の探索段階であるため、ひたすらビジネスモデルのピボットを繰り返すので、その段階で特許ポートフォリオを構築しても、結局はPMFしたビジネスモデルは、ピボット前の特許ポートフォリオでカバーできないという、いわゆる【空振り】の問題が生じるためですね。
そのため、富山県でも東京でも、PureIT系のスタートアップの場合には、やはり、初期段階では守りの知財戦略に軸足をおいて、他社の特許を踏んづけないように気をつけることが重要になりますね(もっとも、PMF前だと、他社から特許侵害で訴えられるリスクは殆どないので、やはりPMF後に目立ち始めて他社から特許侵害で訴えられるリスクが出てきてから対応し始めてもなんとかなるケースもありますが・・・)。そして、PMFした後に、ようやく自社のビジネスモデル特許のポートフォリオを構築し始める攻めの知財戦略に移行すべきでしょう。
しかし、数年前から、富山県でも東京でも、バイオ・医療、ナノテク・材料、ハードウェア・ロボット、ClimateTech系などのいわゆるディープテック系のスタートアップが激増してきました。これらのディープテック系では、初期段階から知財戦略の相談をするニーズが増えてきていますね。
富山県でも東京でも、ディープテック系のスタートアップでは、大学・大学院や高専の研究室などからスピンアウトして起業するケースが多く、大学・大学院や高専で生み出された技術シーズを大切にパイプラインとして育成していくというビジネスモデルを採用することが多いです。そのため、いわゆるビジネスモデルのピボットが少ないので、初期段階から特許ポートフォリオを構築することが多いですね。また、ディープテック系のスタートアップでは、大学・大学院や高専または大企業とのライセンシングについての相談や、政府や地方自治体からのグラント=競争的研究資金の獲得のための相談が多いですね。
まとめると、富山県に何度も出張したり、妻の実家に家族で帰省しているうちに、やっぱり、富山県の食べ物(特に、ひみ寒ぶり(登録商標))+温泉って最高だな!ということを痛感しました!
おいおい、それが結論かい(自分ツッコミ)!
てなわけで、今後、SKIPは、富山県が推進する成長企業の発展・支援に向けた「スタートアップエコシステム形成プロジェクトである【T-Startup】の知的財産戦略のサポーターとして、富山県で起業するスタートアップの知財戦略を支援させていただきます。
願わくば、この 【T-Startup】の活動から、富山県に立地するスタートアップを多数輩出できれば、大変うれしく思います。ちょっとアジってみると、こんな感じです。富山県を少しでも良くしたいと考えているみんな、【T-Startup】の支援を受けて、ちょっと寒いけど住む人の気持ちは温かい富山県で愉快なイケてる仲間たちと一緒に、美味しい食べ物(特に、ひみ寒ぶり(登録商標))+温泉を楽しみながら、新しいサービスや商品を生み出して起業しようぜ!
ついでに、富山県の起業家のみなさんが起業されたら、SKIPを使ってもらえれば嬉しいです(と、ちょっと下心があったりして・・・)。SKIPには、多くの優秀な弁理士・特許技術者が在籍しており、富山県にオフィスを構えているスタートアップの皆様に対しても、ZoomやMicrodoft TeamsやGoogle Meetなどのウェブ会議システムと、SlackやChatworkなどのビジネスチャットをフル活用して、クラウド上で地理的な制約にしばられずに充分に知財戦略の支援をすることができると自負しております。というわけで、富山県で起業した(またはこれから起業家したい)起業家の皆様におかれましては、新しいサービスを生み出されたり、新しい製品の開発に成功された際には、ぜひ、SKIPの弁理士や特許技術者に気軽にご相談をいただき、一緒にSKIPしていただければ嬉しく思います。