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【スタートアップ支援】奥野弁理士が、総額467億2千万円のAgriFood分野のスタートアップ向けのファンド(SBIRフェーズ3基金事業)の審査・評価委員に就任しました。

2023.10.05

奥野 彰彦

SKIPの奥野彰彦弁理士は、農林水産省の生物系特定産業技術研究支援センターのスタートアップ総合支援プログラムであるAgriFood SBIRのメンター(知的財産)の仕事をさせて頂いております(下の方をみてね)。

それというのも、SKIPの奥野弁理士って、20歳頃まで山奥の限界集落で農業・林業の家業を手伝い、薪割りや炭焼などをして、五右衛門風呂に入るような生活をしていたため、田舎が大好きなんですね。そのため、SKIPの奥野弁理士は、個人的なライフワークとして、いわゆるAgri Tech+Food Tech+Climate TechなどのDeep Tech®と呼ばれる領域のスタートアップの知財戦略の支援を行っています。

このたび、この農水省AgriFoodSBIRが、総額467億2千万円のAgriFood分野のスタートアップ向けのファンド(Climate Techも助成対象 補助率100% 限度額 150億円)を立ち上げ、その審査・評価委員に奥野弁理士が就任しましたので報告させて頂きます。

奥野弁理士は、おおお!山奥の農家の倅が、ついに日本政府に認められたぜ!やったー!みたいな感じで調子に乗って乾杯でもするのかと思いきや、逆に、なんだか、すごく重要なお仕事をまかせていただいて、ちょっとビビっているようです。日本のAgriFood分野のスタートアップの方向性を左右する公的な役職になりますので、公平・中立に対応しないといけないな・・・と考えているようですね。

でも、やっぱり、嬉しかったみたいで、こっそりと、最近、愛飲しているインスタ映えすることで有名なモナン・バタフライピー・シロップをペリエの炭酸水で割って乾杯したようです。カンパーイ!

フェーズ3基金事業特設サイト

農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業の解説

スタートアップ:設立15年以内の中小企業(みなし大企業を除く)に対する補助率は100%です。

補助率・限度額
補助率 原則設立15年以内の革新的な研究開発を行う中小企業(=「スタートア ップ」):1/1以内
限度額 1事業当たり150億円程度

下記の通り、弁護士費用・弁理士費用・経営コンサル費用なども補助対象になります。

⑦委託費 民間企業、学術機関等へ技術実証の一部を委託する場合に 要する経費(委託契約等を締結・管理する専門家(弁護士 等)に支払う経費、試験・評価、知的財産権先行調査、弁理 士費用(特許印紙代等を除く)、市場調査等技術実証及び技術実証成果の事業展開の企画立案に必要な調査等の委託を 含む。)

受付期間
令和5年8月 25 日(金)から 10 月6日(金)正午まで

【令和4年度補正予算 農林水産省中小企業イノベーション創出推進事業 第1回公募説明会】

受付期間は明日10 月6日(金)までですが、まだまだ追加公募があるかもしれませんし、来年度も公募される予定ですので、ご興味があるスタートアップの経営者の皆様におかれましては、積極的にご検討ください。

下記の点が、評価項目に入っていますので、しっかりとしたビジネスモデル+知財戦略を立案いただくと採択されるうえでかなり有利になると思います。

競争優位性
技術的優位性
・ 保有技術に新規性/先進性/独自性/優位性があり、 他社と比較して競争力が期待できるか。
・ 実証成果を活用したプロダクト/サービスの模倣障 壁を築くための戦略(知財戦略など)が適切に講 じられているか。
・ 技術的な模倣障壁を構築することができている か、もしくは実証を通して構築できる見込みがあ るか。

ビジネスモデルの優位性
・ ビジネスモデルに新規性/独自性/優位性があり、他社と比較して競争力が期待できるかターゲットとする市場において、売上の拡大や収益性の確保、シェアを獲得するための戦略が適切に講じられているか。

てなわけで、いわゆるAgri Tech+Food Tech+Climate TechなどのDeep Tech®分野の知財戦略についても、どうぞ、気軽にSKIPにご相談を!個人的に、農業・林業・水産業・食品産業などの分野のスタートアップの知財戦略に対する解像度の高さ(田植えや稲刈りや下草刈りや炭焼きや薪割りや五右衛門風呂の沸かし方などに対する解像度の高さも!)には自信がありますので、ご安心ください。

注:Deep Techは、SK弁理士法人の登録商標です。

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