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Final後の補正の自由度を高める試行プログラム(US)

2012.04.17

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米国では、Final Rejectionが出た後は、実質的に補正を行うことができず、減縮するにはRCEを行うことが事実上必須でした。しかし、そのような実務でRCEの処理が滞り始めたので、USPTOが対策に乗り出しました。
具体的には、補正を考慮して、追加サーチを行った後、拒絶理由が解消されているかどうかの判断を行うのが3時間以内でできそうな場合は、Final後の減縮補正を認めるというものです。審査官は、出願人がRCEをすると、ポイントが1点加算されるので、どうしても審査官の立場としては、RCEに誘導したいようです。審査官がその誘惑に打ち勝って適正な審査を行うかどうか、注目したいです。
詳細は、以下のリンクで。試行期間は短いです。
http://www.uspto.gov/patents/init_events/afcp.jsp
3rd Quarter: April 1, 2012 – June 30, 2012

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