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事務開発部門が軌道に乗ってきました。

2016.11.10

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弊所では、PatDataとVBAベースの所内システムを組み合わせることによって、安定性と使いやすさの両立を図っています。

これまでは、技術部門のメンバーが中心になって開発を進めていましたが、その問題点としては、技術部門の発想では、事務部門が本当に使いたいものを作ることが困難であるということです。

「使う人が、自分が欲しいものを、自分が使いやすいように作る」というのが理想ですが、使う人と作る人が分かれているとこの理想を実現することができません。

そこで、この理想を実現するために、事務部門を「事務開発部門」に改称し、毎週VBAの講義を行って、コーディングを勉強させることにしました。

この取り組みを7月から開始し、最近は、事務メンバーのコーディング能力が目に見えて向上してきました。
それによって、普段の業務を行いながら、ミスをしそうな箇所を見つけると、自らコーディングをして警告が出るようにシステム変更を行うことができるようになりました。また、事務と技術の連携も、事務メンバーがChatWorksのAPIを用いてコーディングを行うことによって大幅に効率化されました。

弊所のシステムは、誰でもアップデートすることができ、全てのバージョンが自動保存されるようになっています。このため、誰もがシステム開発に参加して、業務効率を高めることができるようになっています。

多くの組織では、問題を感じる人と、問題を解決できるスキルを有する人と、システム改良の許可を出す人が分かれているので、システムの改良がほとんどなされず、使いにくいシステムが長く使われると思います。

弊所では、問題を感じる人と問題を解決できるスキルを有する人とを一致させ、かつ、決済なしでシステム改良を行うことができるようになっていますので、使いにくい箇所がその日のうちに改良されています。

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