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特許庁の押印廃止のDX(SKIPによる要望?の満額回答!)の御礼

2021.01.12

SKIP

SKIPは、コロナショックを契機とした、スガノミクスによるDX(デジタル・トランスフォーメーション)およびリモートワーク(テレワーク)の推進のために全面協力をさせていただいております。

すでに過去のブログに書きましたが、2020年の11月に、スガノミクスの一環として、押印を廃止するというDXを進めておられる特許庁のシステム開発の関係者から、SKIPの在宅のリモートワーク(テレワーク)のノウハウを教えてもらって、特許庁の新システムの開発のヒントとして役立てたいとのお申し出をいただき、喜んでインタビューに応じさせていただきました。

その際に、SKIP在宅のリモートワーク(テレワーク)のノウハウが、特許庁の新システムの開発に反映されるかもしれないということなので、色々と要望(特に、【特許業務法人の法人代表印(実印)をできるだけ押さずに済むようにしてもらうこと】を特許事務所を代表して提案してみました!

すると、さすがは特許庁ですね!仕事が早い!

特許庁関係手続における押印の見直しについて

なんと、令和2年12月28日に特許庁関連の手続を規定する特許法施行規則等を含む「押印を求める手続の見直し等のための経済産業省関係省令の一部を改正する省令」が公布・施行され、特許庁に提出する書面において、一部の手続を除き、押印が不要となりました。

なんと、797種類の書類のうち666種類の書類で押印を即時廃止という太っ腹ぶりです。

SKIPとしてお願いさせて頂いた要望が、ほぼ満額回答(まあ、おそらく、他の特許事務所や企業知財部からも同じような要望があったんでしょうけど・・・)という感じで、スガノミクスの個別政策の具体的な実行力にちょっと驚いています。いずれにしても、我々、特許事務所も、クライアントの企業知財部も、仕事がやりやすくなるので、大変嬉しく思います!

おかげさまで、本日(1/12(火))も、SKIPの特許事務が1名だけオフィスに出てきて、かつては押印が必要とされていた事務手続きを行っておりましたが、なんと、今日はまったく押印をすることなく手続きが完了してしまった!と感動しておりました。これで、SKIPとしても特許事務のリモートワーク(テレワーク)化をさらにすすめることができ、大変助かります。

こちらの資料を見てもらうと、未だ一部の手続きで押印が必要なものがありますが、それについて解説してあります。
特許庁関係手続における押印の見直しについて
つまり、未だ押印が必要とされているもの以外は、押印不要ということですね。

なお、あわせて、INPITの提供しておられる特許出願などの書き方ガイドも赤線で押印が不要な箇所について修正がされていますので、ご参考になさってください。

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