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【地方創生への社会貢献】SKIPは、J-Startup TOHOKUを通じて、東北地方で起業するスタートアップの知財戦略を支援します

2024.02.22

SKIP

SK弁理士法人(本部オフィス:東京都、代表社員:奥野彰彦)は、内閣府・内閣官房が推進する「地方創生テレワーク推進運動」の趣旨に賛同し、推進運動に参加する為「Action宣言」を行っています。そのため、SKIPでは、所員による地方または海外からのテレワークを自由に認めています。

SKIPには東北出身の所員や東北の高専の出身者もおり、東北地方にも幾つかのクライアントも抱えております。例えば、SKIPは、地方創生やオープンイノベーションに強いことで有名な経営コンサルティング会社のRegacy Innovation Groupと一緒に、東北地方の国公立大学や高専との産学連携を通じたオープンイノベーションを支援しているんですよね。

仙台スタートアップスタジオ

高専オープンイノベーションプログラム(函館高専)

また、SKIPの佐々木翼は、宮城県の出身であり岩手県の一関高専出身でもあるため、長年にわたってお世話になった東北地方に、少しでも恩返しをしたいという熱い地方創生の想いを持っています。そこで、SKIPとして、東北経済産業局の運営しておられるスタートアップコンソーシアムである【J-Startup TOHOKU】に知的財産戦略のサポーターとして加えていただくことになりました。

工学博士 佐々木 翼 Tsubasa SASAKI

一関工業高等専門学校 機械工学科 卒業
東京大学工学部 学士
東京大学大学院工学系研究科 修士
英国ケンブリッジ大学大学院工学系研究科 博士

注:世界大学ランキング(THE2024)ケンブリッジ大学5位 東京大学29位

下記のとおり、正式に【J-Startup TOHOKU】のウェブサイトにもSKIPを掲載いただき、今後、【J-Startup TOHOKU】の採択企業に下記の1年間の無料顧問サービスを提供させていただくことになる予定です。

J-Startup TOHOKUのウェブサイト

J-Startup TOHOKUサポーター

J-Startup TOHOKU 地域サポーターズ支援内容一覧

SK弁理士法人
〇提供可能な支援内容
1年間の無料顧問サービス
・ 毎月5時間分のタイムチャージを無料で差し上げます。
・ 毎月の顧問契約によるタイムチャージを、知財戦略など
についてのご相談だけでなく、特許調査や鑑定などの業
務にもご利用いただけます。
・ 毎月の顧問契約によるタイムチャージを使い残された場
合には、タイムチャージを繰越させていただき、翌月以降に
お使いいただくことも可能です。

なお、この【J-Startup TOHOKU】に加わる下準備として、数年間ほどかけて、奥野弁理士の方で、
未来を創る高専生の輩出「高専インキュベート委員会」メンバー(2022-2024)
の事業を通じて、Regacy Innovation Groupと一緒に、高専発スタートアップのエコシステムのサポートをさせていただきました。

おかげで、未来を創る高専生の輩出「高専インキュベート委員会」を運営しておられる、ReGACY Innovation Group株式会社の経営コンサルタントの皆さんと仲良くなり、Regacy Innovation Groupと一緒に、東北地方の国公立大学や高専との産学連携を通じたオープンイノベーションを支援することになっちゃいました。

この活動を通して、奥野弁理士としては、東北地方においても東京と同様に、高専においても大学・大学院と同様に、やはり、スタートアップにとって、最も重要なのは、初期段階では、エンジニアリング+マーケティングになるということを再確認できました。特に、PMFする前の課題の探索段階においてはそうですね。

そして、スタートアップの提供する製品・サービスがPMFして大ヒットして、
VCから数億円規模の投資を受けて、一気に急成長を狙う段階になってはじめて、
人事労務
企業法務
管理会計
知財戦略
などが重要になるので、ようやく弁護士さんや会計士さんや弁理士さんなどに相談するニーズが出てくるのは、東北地方も東京も同じ(そして高専も大学・大学院も同じ)だなと痛感した次第です。

特に、PureIT系のスタートアップの場合、東北地方でも東京でも(そして高専でも大学・大学院でも)、PMF前には知財戦略の相談のニーズはほとんどないですね。なぜなら、PureIT系の場合には、PMF前は課題の探索段階であるため、ひたすらビジネスモデルのピボットを繰り返すので、その段階で特許ポートフォリオを構築しても、結局はPMFしたビジネスモデルは、ピボット前の特許ポートフォリオでカバーできないという、いわゆる【空振り】の問題が生じるためですね。

そのため、東北地方でも東京でも(そして高専でも大学・大学院でも)、PureIT系のスタートアップの場合には、やはり、初期段階では守りの知財戦略に軸足をおいて、他社の特許を踏んづけないように気をつけることが重要になりますね(もっとも、PMF前だと、他社から特許侵害で訴えられるリスクは殆どないので、やはりPMF後に目立ち始めて他社から特許侵害で訴えられるリスクが出てきてから対応し始めてもなんとかなるケースもありますが・・・)。そして、PMFした後に、ようやく自社のビジネスモデル特許のポートフォリオを構築し始める攻めの知財戦略に移行すべきでしょう。

しかし、数年前から、東北地方でも東京でも(そして高専でも大学・大学院でも)、バイオ・医療、ナノテク・材料、ハードウェア・ロボット、ClimateTech系などのいわゆるディープテック系のスタートアップが激増してきました。これらのディープテック系では、初期段階から知財戦略の相談をするニーズが増えてきていますね。

東北地方でも東京でも(そして高専でも大学・大学院でも)、ディープテック系のスタートアップでは、大学・大学院や高専の研究室などからスピンアウトして起業するケースが多く、大学・大学院や高専で生み出された技術シーズを大切にパイプラインとして育成していくというビジネスモデルを採用することが多いです。そのため、いわゆるビジネスモデルのピボットが少ないので、初期段階から特許ポートフォリオを構築することが多いですね。また、ディープテック系のスタートアップでは、大学・大学院や高専または大企業とのライセンシングについての相談や、政府や地方自治体からのグラント=競争的研究資金の獲得のための相談が多いですね。

まとめると、東北地方に何度も出張しているうちに、やっぱり、東北地方の食べ物+温泉って最高だな!ということを痛感しました!

おいおい、それが結論かい(自分ツッコミ)!

てなわけで、今後、SKIPは、東北経済産業局の運営しておられるスタートアップコンソーシアム である【J-Startup TOHOKU】の一員として、東北で起業するスタートアップの知財戦略を支援させていただきます。

願わくば、この 【J-Startup TOHOKU】の活動から、東北地方に立地するスタートアップを多数輩出できれば、大変うれしく思います。ちょっとアジってみると、こんな感じです。東北地方を少しでも良くしたいと考えているみんな、【J-Startup TOHOKU】の支援を受けて、ちょっと寒いけど住む人の気持ちは温かい東北地方で愉快なイケてる仲間たちと一緒に、美味しい食べ物+温泉を楽しみながら、新しいサービスや商品を生み出して起業しようぜ!

ついでに、東北地方の起業家のみなさんが起業されたら、SKIPを使ってもらえれば嬉しいです(と、ちょっと下心があったりして・・・)。SKIPには、多くの優秀な弁理士・特許技術者が在籍しており、東北地方にオフィスを構えているスタートアップの皆様に対しても、ZoomやMicrodoft TeamsやGoogle Meetなどのウェブ会議システムと、SlackやChatworkなどのビジネスチャットをフル活用して、クラウド上で地理的な制約にしばられずに充分に知財戦略の支援をすることができると自負しております。というわけで、東北地方で起業した(またはこれから起業家したい)起業家の皆様におかれましては、新しいサービスを生み出されたり、新しい製品の開発に成功された際には、ぜひ、SKIPの弁理士や特許技術者に気軽にご相談をいただき、一緒にSKIPしていただければ嬉しく思います。

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