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【地方創生への社会貢献】SKIPは、J-Startup WESTを通じて、中国地方+四国地方で起業するスタートアップの知財戦略を支援します

2024.01.23

SKIP

SK弁理士法人(本部オフィス:東京都、代表社員:奥野彰彦)は、内閣府・内閣官房が推進する「地方創生テレワーク推進運動」の趣旨に賛同し、推進運動に参加する為「Action宣言」を行っています。そのため、SKIPでは、所員による地方または海外からのテレワークを自由に認めています。

SKIPには四国出身の所員や四国の大学+山陰の大学の出身者もおり、中国地方+四国地方にも多くのクライアントも抱えております。例えば、SKIPの創業当初のクライアント第一号は、山陰地方のとある大学なんですよね。というのも、奥野弁理士が、山奥の限界集落でシイタケの栽培をしていた農家の出身であり、おそらく日本で一番キノコに詳しい弁理士ということもあって、その山陰地方の大学に呼び出されたんですよね。てなわけで、SKIPの独立開業後の特許出願の第一号は、山陰地方の大学の【キノコの発明】だったりします!

そのご縁で、奥野弁理士は、過去に数十回の山陰地方への出張をしており、その度に、天然温泉 しいたけ会館 対翠閣を定宿として宿泊して、名物の【きのこ会席・きのこランチ】に舌鼓を打っております。それなりにお値段はするんですが、シイタケ農家の息子として、これは食わずにはおれません!!!

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大正14年(1925年)、当時の鳥取市吉方村(現鳥取市吉方温泉一丁目)に炭酸温泉「対翠閣」として創業致しましたが、お陰様をもちまして96周年を迎えることができました。JR鳥取駅から徒歩5分と近く、敷地内から引いた源泉100%の温泉と、日本きのこセンターで「安心・安全・美味・健康」をテーマに研究開発された日本産原木椎茸を中心に、地元の旬の食材を用いた数多くのオリジナル料理を揃えてお待ちしています。

「(一財)日本きのこセンター」で“安全・安心・美味・健康”をテーマに開発された、多種多彩なキノコを使った「きのこ会席(6,700円)」。中でも肉厚で食感豊かな「しいたけステーキ」は、しいたけのイメージを変えるほどの美味しさ。きのこは食物繊維が多く、このヘルシーさが特に女性や年配客に人気のあるお料理です。

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また、四国に主力拠点を置くとある大企業がSKIPの創業初期からのメインクライアントだったりします。こちらの大企業では、日本のエネルギー産業の未来を大きく変えるであろう革命的な研究開発に、とあるディープテック系スタートアップとオープンイノベーションに取り組んでおられます。

そして、何と言っても、四国といえば、道後温泉ですよね!やっぱり、四国に来たら、千と千尋の神隠しの舞台のモデルになったと言われる道後温泉本館の神の湯に入らなきゃ始まりません!

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入浴できる重要文化財、道後温泉本館。温泉でありながら、国の重要文化財でもある。
3000年の歴史ともいわれる道後温泉のシンボルが、ここ本館です。
明治27年改築の壮麗な木造三層楼に、1日3回打ち鳴らされる刻太鼓。
昔のまま。それが、道後温泉本館のおもてなし。ここには、かつての、古きよき日本があります。
いまは、未来へ受け継ぐため、保存修理中ですが、期間限定の玄関など、いまだけの楽しみもたくさん。
もちろん、入浴も可能ですよ。

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そして、何と言っても、SKIPとしては、瀬戸内海が誇るグルメ食材の牡蠣について、日本の歴史上最大の牡蠣を巡る特許紛争に勝利した実績があります。

牡蠣の特許は、SKIPで代理して権利化した上で、特許侵害訴訟についても大阪の腕利きの弁護士の先生と一緒に代理させていただいた案件です。

また、こちらの特許を用いた蒸し牡蠣【珠せいろ】は、なんと、内閣総理大臣賞も受賞しております。

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クニヒロ株式会社との間の侵害訴訟に関する蒸し牡蠣特許の結果について

卜部産業株式会社及び株式会社マルト水産は、クニヒロ株式会社との間で、卜部産業株式会社が保有する特許第5364214号の特許権侵害を巡り、大阪地方裁判所における特許権侵害訴訟(平成26年(ワ)第8931号)及び特許庁における特許無効審判(無効2015-800145)において争っておりましたが、特許権侵害を認める仮処分決定(大阪地裁平成26年(ヨ)第20014号 平成27年6月4日付け)を受けて、クニヒロ株式会社が、対象商品の廃棄及び蒸し牡蠣の製造方法の変更等をなしたことから、当社からクニヒロ株式会社に対して迅速かつ円満な解決を打診し、和解が成立いたしましたのでご報告申し上げます。
卜部産業株式会社及び株式会社マルト水産は、今後ともお客様により素晴らしい商品をご提供できるよう努めて参りますので、これまでと変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

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てなわけで、マジで、中国地方+四国地方の食べ物+温泉って最高ですよね!そこで、創業以来から長年にわたってお世話になった中国地方+四国地方に、少しでも恩返しをしたいという熱い地方創生の想いから、SKIPとして、中国経済産業局+四国経済産業局の運営しておられるスタートアップコンソーシアムである【J-Startup WEST】に知的財産戦略のサポーターとして加えていただくことになりました。

下記のとおり、正式に【J-Startup WEST】のウェブサイトにもSKIPを掲載いただき、今後、【J-Startup WEST】の採択企業に下記の1年間の無料顧問サービスを提供させていただくことになる予定です。

J-Startup WESTのウェブサイト

J-Startup WESTサポーター

SK弁理士法人
〇提供可能な支援内容
1年間の無料顧問サービス
・ 毎月5時間分のタイムチャージを無料で差し上げます。
・ 毎月の顧問契約によるタイムチャージを、知財戦略など
についてのご相談だけでなく、特許調査や鑑定などの業
務にもご利用いただけます。
・ 毎月の顧問契約によるタイムチャージを使い残された場
合には、タイムチャージを繰越させていただき、翌月以降に
お使いいただくことも可能です。

なお、この【J-Startup WEST】に加わる下準備として、数年間ほどかけて、奥野弁理士の方で、
神山まるごと高専先輩コミュニティ メンバー (2021-2024)
未来を創る高専生の輩出「高専インキュベート委員会」メンバー(2022-2024)
の2つの事業を通じて、広島県および徳島県の高専発スタートアップのエコシステムのサポートをさせていただきました。

おかげで、ひょんなことから!という感じで、未来を創る高専生の輩出「高専インキュベート委員会」を運営しておられる、ReGACY Innovation Group株式会社の経営コンサルタントの皆さんと仲良くなり、広島県竹原市を中心とした地域エコシステムにも詳しくなっちゃいました。

この活動を通して、奥野弁理士としては、中国地方+四国地方においても、東京と同様に、やはり、スタートアップにとって、最も重要なのは、初期段階では、エンジニアリング+マーケティングになるということを再確認できました。特に、PMFする前の課題の探索段階においてはそうですね。

そして、スタートアップの提供する製品・サービスがPMFして大ヒットして、
VCから数億円規模の投資を受けて、一気に急成長を狙う段階になってはじめて、
人事労務
企業法務
管理会計
知財戦略
などが重要になるので、ようやく弁護士さんや会計士さんや弁理士さんなどに相談するニーズが出てくるのは、中国地方+四国地方も東京も同じだなと痛感した次第です。

特に、PureIT系のスタートアップの場合、中国地方+四国地方でも東京でも、PMF前には知財戦略の相談のニーズはほとんどないですね。なぜなら、PureIT系の場合には、PMF前は課題の探索段階であるため、ひたすらビジネスモデルのピボットを繰り返すので、その段階で特許ポートフォリオを構築しても、結局はPMFしたビジネスモデルは、ピボット前の特許ポートフォリオでカバーできないという、いわゆる【空振り】の問題が生じるためですね。

そのため、中国地方+四国地方でも東京でも、PureIT系のスタートアップの場合には、やはり、初期段階では守りの知財戦略に軸足をおいて、他社の特許を踏んづけないように気をつけることが重要になりますね(もっとも、PMF前だと、他社から特許侵害で訴えられるリスクは殆どないので、やはりPMF後に目立ち始めて他社から特許侵害で訴えられるリスクが出てきてから対応し始めてもなんとかなるケースもありますが・・・)。そして、PMFした後に、ようやく自社のビジネスモデル特許のポートフォリオを構築し始める攻めの知財戦略に移行すべきでしょう。

しかし、数年前から、東京だけでなく、中国地方+四国地方においても、バイオ・医療、ナノテク・材料、ハードウェア・ロボット、ClimateTech系などのいわゆるディープテック系のスタートアップが激増してきました。これらのディープテック系では、初期段階から知財戦略の相談をするニーズが増えてきていますね。

中国地方+四国地方でも東京でも、ディープテック系のスタートアップでは、大学の研究室などからスピンアウトして起業するケースが多く、大学で生み出された技術シーズを大切にパイプラインとして育成していくというビジネスモデルを採用することが多いです。そのため、いわゆるビジネスモデルのピボットが少ないので、初期段階から特許ポートフォリオを構築することが多いですね。また、ディープテック系のスタートアップでは、大学または大企業とのライセンシングについての相談や、政府や地方自治体からのグラント=競争的研究資金の獲得のための相談が多いですね。

まとめると、中国地方+四国地方に何度も出張しているうちに、やっぱり、中国地方+四国地方の食べ物+温泉って最高だな!ということを痛感しました!

おいおい、それが結論かい(自分ツッコミ)!

てなわけで、今後、SKIPは、中国経済産業局+四国経済産業局の運営しておられるスタートアップコンソーシアム である【J-Startup WEST】の一員として、中国地方+四国地方で起業するスタートアップの知財戦略を支援させていただきます。

願わくば、この 【J-Startup WEST】の活動から、中国地方+四国地方に立地するスタートアップを多数輩出できれば、大変うれしく思います。ちょっとアジってみると、こんな感じです。中国地方+四国地方を少しでも良くしたいと考えているみんな、【J-Startup WEST】の支援を受けて、どこが中心都市なのかわからなくて自然と地方分権ができちゃっている中国地方+四国地方で愉快なイケてる仲間たちと一緒に、美味しい食べ物+温泉を楽しみながら、新しいサービスや商品を生み出して起業しようぜ!

ついでに、中国地方+四国地方の起業家のみなさんが起業されたら、SKIPを使ってもらえれば嬉しいです(と、ちょっと下心があったりして・・・)。SKIPには、多くの優秀な弁理士・特許技術者が在籍しており、中国地方+四国地方にオフィスを構えているスタートアップの皆様に対しても、ZoomやMicrodoft TeamsやGoogle Meetなどのウェブ会議システムと、SlackやChatworkなどのビジネスチャットをフル活用して、クラウド上で地理的な制約にしばられずに充分に知財戦略の支援をすることができると自負しております。というわけで、中国地方+四国地方で起業した(またはこれから起業家したい)起業家の皆様におかれましては、新しいサービスを生み出されたり、新しい製品の開発に成功された際には、ぜひ、SKIPの弁理士や特許技術者に気軽にご相談をいただき、一緒にSKIPしていただければ嬉しく思います。

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