Supreme Court to hear Bayh-Dole Patent Ownership Dispute: Stanford v. Roche
この記事の事件の内容は以下の通りです。
・Standfordの発明者がStanfordに発明の権利を譲渡する予約承継の契約を結ぶ
・その発明者は、Rocheに発明の権利を譲渡
・Standfordがその発明について特許権を取得
・Rocheに対して権利行使
・CAFCは、「Rocheは権利者なので、侵害にならない」と判決を出した。
・Stanfordが最高裁に上訴して受理された。
CAFCで米国政府は、バイドール法の規定を根拠にStanfordを支持しました。それにも関わらず、CAFCは米国政府の意見に反する判決を出しました。先日、「DNAは特許の対象ではないとの米国司法長官の意見陳述書」という記事を書きましたが、米国政府の意見は、それほどCAFCでは重視されないのかも知れません。