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奥野弁理士が、2021年10月26日(火)にゲノム編集の基礎と高機能化、食品応用、規制、特許、CRISPR-Cas9【Live配信・WEBセミナー】に登壇しました。

2021.10.26

奥野 彰彦

奥野弁理士が、2021年10月26日(火)にゲノム編集の基礎と高機能化、食品応用、規制、特許、CRISPR-Cas9【Live配信・WEBセミナー】に登壇しました。。。

憧れの天才研究者の山本先生、刑部先生と一緒に登壇できて、おまけに色々とディスカッションまでできて光栄でした。
農研機構の高原様にも、色々とゲノム編集食品に関する政策を教えてもらって勉強になりました。
いやー。ゲノム編集って、本当にすごい技術ですね。夢が膨らむばかりです。

★ゲノム編集技術の第一人者・山本卓先生(広島大学)が基調講演。
★DNAのハサミ【CRISPR-Cas9】によって社会・産業界はどう変わるのか?
★ゲノム編集によって付与された食品の高機能化(耐病虫性・環境ストレス耐性等)とは?
★ゲノム編集食品の特許出願動向とは?産業化する上で参入障壁となる法規制とは?

2021年10月26日(火) 11:00-16:50

第1部:広島大学大学院統合生命科学研究科 教授 理学博士 山本 卓 氏
   (広島大学ゲノム編集イノベーションセンター センター長)

第2部:東京工業大学 生命理工学院 教授 博士(農学) 刑部 祐里子 氏

第3部:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 企画戦略本部 
新技術対策室 生物機能利用研究部門 遺伝子利用基盤研究領域 組換え作物技術開発研究ユニット 高原 学 氏

第4部:SK特許業務法人 代表所員 奥野 彰彦 氏

奥野弁理士が登壇したのは、下記のプログラムです。

第4部 ゲノム編集食品の特許出願動向
【15:40-16:50】

【講演主旨】
本講座は、ゲノム編集食品の知財戦略について、ゲノム編集食品に対する古い不合理な規制の撤廃、食品メーカー+ゲノム編集ベンチャーの参入、2020年のノーベル賞受賞の影響、マーケットの未来などに言及しつつ解説いたします。

【プログラム】
1.世界的に激増するゲノム編集技術の特許出願~乱世の英雄よ まさに立つべし~
 1-1 ノーベル賞受賞の衝撃
 1-2 日本+米国+欧州+中国の各地域の動向
 1-3 医療、農業+食品、基礎研究の各分野の動向

2.ゲノム編集特許の三国鼎立時代の始まりか? 
 2-1 天下を取るのはどこか?ブロード研(魏)+UCバークレー(呉)+その他新興勢力(蜀)
 2-2 ブロード研陣営の特許ポートフォリオ
 2-3 UCバークレー陣営の特許ポートフォリオ
 2-4 その他陣営の特許ポートフォリオ
 2-5 ゲノム編集特許の赤壁の戦い(ブロード研 VS  UCバークレー)

3.各陣営によってライセンスポリシーが違う~天地人 自社に有利な場所で戦うべし~
 3-1 医療、農業+食品、基礎研究の各分野での違い
 3-2 ブロード研陣営のライセンスポリシー
 3-3 UCバークレー陣営のライセンスポリシー
 3-4 その他陣営のライセンスポリシー

4.大手食品メーカー+ゲノム編集ベンチャーの取るべき知財戦略~孫子の兵法に学べ~
 4-1 どのような特許ポートフォリオを構築すべきか?
 4-2 どの国で権利化すべきか?
 4-3 農業+食品、基礎研究に対するライセンスポリシーの緩さの有効活用
 4-4 どの陣営からライセンスを受けるべきか?

5.事業戦略+研究開発戦略+知財戦略の三位一体 ~戦略の階層構造を意識すべき~
 5-1 事業戦略=大戦略 狙うべき市場は?どうやって儲けるか?
 5-2 研究開発戦略=戦略 合縦(オープンイノベーション)の策か?連衡(自社開発)の策か? 
 5-3 知財戦略=戦術 ライセンスインか?特許回避技術の開発か?
 5-4 大手食品メーカー 
    ミート戦略=直接アプローチ戦略(クラウゼヴィッツ)を採用すべき
 5-5 ゲノム編集ベンチャー
    ゲリラ戦略=間接アプローチ戦略(リデル・ハート)を採用すべき
 5-4 裏技
    特許ポートフォリオに穴が空いている国+地域の利用

まとめ 
【質疑応答】

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