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英語でPCT出願(PCT-SAFE)を利用

2015.11.16

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JPOに対しては、日本語と英語のどちらでもPCT出願をすることができます。
日本語の場合、国際調査機関としては、JPOのみが選択可能ですが、
英語の場合、国際調査機関としては、JPOとEPOのどちらでも選択可能です。
従って、英語でPCT出願をして、JPOを国際調査機関として選択すれば、JPOの審査官が英語で国際調査見解書を作成することになります。
また、例えば、米国の仮出願に基づいて、JPOに英語でPCT出願をすることもできます。弊所でも実際に経験があります。
USPTOの発行する受領書にConfirmation Numberが記載されており、この番号は、そのまま、優先権主張のためのアクセスコードになります。従って、別途、アクセスコードを請求する必要がありません。一方、JPOの場合は、1件ずつ、アクセスコードの請求が必要で面倒です。
PCT国際出願におけるデジタルアクセスサービス(DAS)を利用した優先権書類の提出省略について | 経済産業省 特許庁
日本語出願は、インターネット出願ソフトが対応しており、種々の手数料を口座振替で納付することができます。
一方、インターネット出願ソフトは英語出願に対応していないので、PCT-SAFEというソフトを使用して電子出願をすることになります。このソフトは、口座振替に対応していないので、手数料を銀行振り込みする必要があり、面倒です。
PCT国際出願のインターネット出願を行うためのソフトウェアについて | 経済産業省 特許庁

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