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技術評価書で悪い結果でる場合を想定した対策(別途特許出願を行なっておく)

2011.09.01

伊藤 寛之

 以下の記事でも書きましたが、技術評価書が出てしまうと、ほとんどの場合、お手上げ状態になってしまいます。例えば、意見書で反論すれば、特許になってしかるべき状況の場合でも、どうすることもできません。従って、係争が具体的に見えそうな場合は、実案に加えて特許出願を行なっておき、技術評価書で悪い結果が出た場合には、特許出願で審査請求ができるようにしておくことが重要だと思います。こうすれば、実質的に技術評価書の内容に反論することができます。特許庁費用はわずか15000円ですので、保険としては安いもんだと思います。
 特許の審査の際、実案のクレームがそのままだと39条違反になりますので、訂正を行なって除去しておくといいと思います。

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