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【採択1号】SKIPが運営するSuper Kosen Innovation Program 2022に、高専出身の東大博士(見込)が創業予定のTheta Therapeuticsが採択されました

2022.02.01

SKIP

SKIPでは、国連の提唱するSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))の中でも、4つめの項目である「質の高い教育をみんなに」と、9つめの項目である「産業と技術革新の基盤を作ろう」を経営上の目標に掲げています。

そして、現代の理科離れが嘆かれる日本社会において、再び、高度成長期のような世界に冠たる産業と技術革新の基盤を再興するためには、質の高いSTEM(Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学))教育をみんなに提供する、日本独自のSTEMに特化した教育機関である【高専(高等専門学校)】の出身者の果たす役割が非常に大きいと考えています。

そこで、SKIPでは、高専出身の起業家+研究者を支援するために、Super Kosen Innovation Program(登録商標)という独自のプログラム=勝手アクセラレータを運営させていただいております。もっとも、SKIPには、まだ十分な資本力がないために、無理なく支援できる社数ということで、毎年1社に支援枠を限定させていただいております。

まずは、第一弾ということで、手探りの状況でしたが、昨年の年末から幾つかのスタートアップについて、バイオ・創薬分野で実績のある有名なシリアルアントレプレナーの方の助言などをいただきながら、厳選な選考をさせていただきました。そして、このたび、Super Kosen Innovation Program 2022の支援先に、高専出身の東大博士(見込)の起業家が創業予定のTheta Therapeuticsが採択されましたので報告させていただきます。

Theta Therapeutics(東大発創薬ベンチャー(創業前段階))

創業者 立原 義宏(東京大学Cabral研究室博士課程三年生)

東京大学Cabral研究室

創薬系のスタートアップでは、創業初期の知財戦略が死生を分ける可能性がありますので、今後1年間にわたって、SKIPのバイオ医薬分野での特許実務の経験が豊富なメンバーが、しっかりと知財戦略をサポートさせていただきます。その結果、このSuper Kosen Innovation Programから、高専出身の優秀な起業家の成功事例を輩出できれば、大変うれしく思います。ちょっとアジってみると、こんな感じです。高専のみんな、東大大学院に進学して、起業しようぜ!

ついでに、その際、SKIPを使ってもらえれば嬉しいです(と、ちょっと下心があったりして・・・)。SKIPには、多くの優秀な元研究者の理工系の弁理士・特許技術者が在籍しておりますので、いわゆる【理工系による理工系の理工系のための経営】を実現することができていると自負しております。というわけで、高専出身の研究者や起業家の皆様におかれましては、新しい研究成果を生み出されたり、新しい製品の開発に成功された際には、ぜひ、SKIPの理工系の弁理士や特許技術者に気軽にご相談をいただき、一緒にSKIPしていただければ嬉しく思います。

また、SKIPでは、高専出身者+理系修士+理系博士を積極採用しております。高専から一流の理工系大学院に進学された理工系の修士または博士も、もちろん大歓迎です。高専出身の弁理士+特許技術者は、いわゆる高専出身が自分の専門スキルを生かして、工場や研究所などの設備に縛られることなく、自由にマイペースで活躍しやすい職業のひとつだと思います。つきましては、高専出身の元研究者+元エンジニアの優秀なエンジニアの皆様におかれましては、是非、SKIPの求人にご応募をいただければ嬉しく思います!

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