最近、商標のマドプロ出願をした出願人様から
「海外からの封書で、商標の請求書が届いたんですが、振り込む必要がありますか?」
というお問い合わせをいただくことが増えました。
ここでSKIPは声を大にしてお伝えします。
マドプロ出願人のみなさま!!
それは振り込め詐欺かもしれません。十分にご注意ください。
詳しくは、WIPOのサイトをご参照ください。
ご注意ください:WIPO国際事務局以外の者からの手数料請求書について
自分の出願した商標の画像が添付されていたりするので、いかにも「本物」の請求書っぽいんですが、商標の画像はWIPOから誰でも簡単に取得することができます。
出願人名、住所も簡単に取得できるので、業者はここからデータを吸い上げて、無差別に請求書を送りつけている模様です。
Global Brand Database
以前より、PCT出願(特許)をおこなった出願人様からこのような相談を受けることが多かったのですが、ここ最近、マドリッドプロトコルによる商標の国際登録出願(マドプロ)をされるお客様にターゲットをうつしつつある模様。
商標の場合は、立ち上げたばかりの会社さんも多く、商標出願は初めてだし、英語だからよく分からない・・・、とりあえずせっかく出願した商標が消滅してしまっては困るので慌てて振り込んでしまう、という事例も聞きました。
少しでも怪しいな、と思ったら、特許事務所などに相談するか、WIPOに通報することをおすすめします。
by kh