業務内容

無効審判

SKIPの方針 他社の特許に対して無効審判を請求する場合、また他社から自社特許の無効審判を請求された場合、その代理をする特許事務所の経験値の差は、コストと品質の差に直結します。

SKIPでは、多数の無効審判の経験をもとに、特許調査や鑑定を行った弁理士、または特許出願の代理を行った弁理士がそのまま無効審判、更にはその後の審決取消訴訟を担当いたします。そのため、準備時間を短縮することができ、トータルコストを抑えることが可能です。
特許無効審判とは? 特許権に瑕疵がある場合、特許権者には不当な権利を与え、本来何人も当該発明等について実施、使用できるにもかかわらず、それを禁止することになり、産業の発達を妨げるなどの弊害を発生させることがあります。このような場合には、その特許権を無効とし、特許権を初めから存在しなかったものとする必要があるので、これに応じて設けられたものが無効審判制度です。
オンライン審理 2021年10月1日より、特許の無効審判等において、審判請求人等がウェブ会議システムを利用して口頭審理にオンラインで出頭できるようになっています。特許権などの権利の有効性について争う無効審判では、3人の審判官からなる審判合議体が審理を行い、その審理方式は口頭審理によるものとされています。口頭審理では、審判請求人と特許権者の双方が特許庁の審判廷に出頭し、列席する審判合議体の前で、権利が無効であることを示す証拠や技術内容等について口頭で主張、立証を行います。また、審判の公正を担保するために口頭審理は公開して行われます。

これまで口頭審理では、審判請求人と特許権者の双方が審判廷に実際に出頭する必要がありました。しかし、デジタル化等の社会構造の変化に対応してユーザーの利便性を向上させるためには、審判請求人等が審判廷に出頭することなく口頭審理に関与できるよう改善を図ることが必要でした。このため、2021年10月1日以降、審判長の判断で、審判請求人等がウェブ会議システムを通じて口頭審理にオンライン出頭することが可能となりました。
先行技術調査 無効審判のための先行技術調査は、特許無効審判を請求する前のプロセスにおける重要なステップです。既存特許の1つまたは複数のクレームの有効性を争うために、無効審判の請求人が利用する場合、徹底した先行技術調査は、争いのための重要な情報と証拠を提供することができます。

無効審判を開始する前に、特許文献および非特許文献の両方を含む包括的な先行技術調査を行うことが不可欠です。特許文献の調査は、特許出願時に利用可能であった既存の公開された発明内容を理解することを可能にします。非特許文献の検索は、公表された学術論文や業界誌など、追加の既存の発明内容の証拠を提供することができます。

包括的な先行技術調査を行う場合、国内外の情報源を利用し、調査結果を系統的に分析することが重要です。先行技術調査の結果得られた知見は、すべての当事者にとって最適な行動方針を確保するために、さらなる専門知識と評価を提供できる知財部門または法務部門のチームによってサポートされるべきです。
時間と費用を節約する方法 特許無効審判において、経験豊富な外部の弁理士を活用すると、大幅に時間と費用を節約できます。特許無効審判を扱った経験の多い特許事務所の弁理士に代理人を依頼することは、有利な審決を得る上で非常に重要です。

経験豊富な弁理士は、法的手続きを通じて必要不可欠なサポートとアドバイスを提供し、クライアントが無効審判で有利な審決を得る可能性を最大限に高めることができるようにします。経験豊富な弁理士は、必要な先行技術調査を行い、適切な内容の無効審判の請求書、答弁書、弁駁書、口頭審理陳述要領書などをクライアントの代理人として作成してくれます。また、特許無効審判への口頭審理への出廷、および審判外で非公式に(必要に応じて)有利な和解交渉やライセンス交渉などを行うことができます。さらに、相手方の弁理士の主張、立証してくる内容をきちんと吟味し、迅速かつ適切に対応することで、クライアントの立場を適切に表明し、有利な立場を守ることができます。つまり、経験豊富な弁理士の価値は、多少の代理人費用を支払う以上の価値があり、その専門知識とプロ意識により、トータルで時間と費用の両方を大幅に節約することができます。
弁理士が関与するメリット 特許無効審判の経験豊富なSKIPの弁理士を代理人として活用することは、審判手続を可能な限り円滑かつ予測可能なものにするための鍵になります。SKIPの弁理士は、特許無効審判の法的・技術的側面に関する深い知識から、特許無効審判のプロセスを最高の効率で管理する能力に至るまで、優れた能力を有しています。また、SKIPの弁理士は、2021年10月1日より始まった特許無効審判のオンライン審理の経験も豊富です。

SKIPの弁理士は、日常的に日米欧中韓台をはじめとする世界中の特許の専門家と仕事をしており、業界の最新の法律、手続、慣行などを総合的に理解し、日米欧中韓台などでの特許無効審判の経験も豊富に有しており、国際的な専門家を含む様々なリソースへのアクセスを誇っています。SKIPの弁理士が特許無効審判のプロセスに関与するもう一つの利点は、審判の過程で問題となり得る潜在的な問題を予測し、それを軽減するための戦略を策定する能力です。

さらに、SKIPの弁理士は、特許無効審判のプロセスの様々な側面を管理することに精通しており、有利な審決を得る可能性を大幅に高めることができる、詳細な先行技術調査のレポートや、同時並行して進めることの多い特許侵害訴訟への影響まで考慮した上で、口頭審理における適切な攻撃防御の戦術の提案をすることができます。