業務内容

アテコミ

アテコミは、オオカミ特許戦略の三種の神器の一つ オオカミ特許戦略は、日本のパチンコ業界の知財部門において独自に発展を遂げてきた知財戦術である待ち伏せ+アテコミ+カブセコミという三種の神器の裏技テクニックにより成り立っています。ここでは、このうち、アテコミというテクニックについて解説します。
アテコミの具体的なやりかた アテコミのテクニックでは、大量の数十から百近くの実施形態を含むメガ特許出願をしたら、そのメガ特許出願が特許査定になっても、その都度分割出願を行うことを繰り返します。そして、つねに1つ以上の分割出願が審査に係属している状況を維持します。

そのうちに、コピーキャット企業が、そのメガ特許出願に引っ掛かりそうな新製品を出してきたら、自社の知財部門のスタッフが、メガ特許出願の中にアテコミできそうな実施形態がないかどうか探します。うまく、アテコミができそうな実施形態があった場合には、その実施形態をクレームアップして早期審査請求をして権利化して、コピーキャット企業の新製品にぶつけて販売中止に追い込みます。
アテコミの有効性 アテコミのテクニックは、大量の出願を行い、分割出願を重ねることで最終的な権利範囲の確定の遅延を狙い、コピーキャット企業が自社特許を安全に回避することを困難にします。

このテクニックの効果は非常に高く、コピーキャット企業が自社の特許を侵害した場合、早期に分割出願でクレームアップして早期審査請求された特許を権利化することで法的な手段を迅速に取れるため、すぐにコピーキャット企業の新製品の販売中止などを実現することができます。

そして、アテコミによってコピーキャット企業が血祭りにあげられる様子を見サードパーティ企業は怯えて自社特許の模倣品を開発しようという意欲を失うという効果も得られます。
アテコミの難しさ もっとも、アテコミのテクニックは、大量の数十から百近くの実施形態を含むメガ特許出願をする必要がありますので、発明者+知財部門に大きな負担をかけることになります。また、そのメガ特許出願を代理してもらう特許事務所の工数も大きくなるため、特許出願費用が高くつくという問題もあります。

さらに、アテコミのテクニックを実行するには、分割出願を繰り返してつねに審査に係属している状況を維持する必要があるため、多数の分割出願を行うために戦略的な計画を立てておく必要があり、さらに多くの知財予算と手間がかかることになります。

そして、コピーキャット企業の新製品の発売状況を常にウォッチングして、新製品が発売されたらすぐに知財部門が自社のメガ特許出願の大量の数十から百近くの実施形態を調べて、アテコミができそうな実施形態をクレームアップして早期権利化し、即座に販売中止を求める警告状を送る必要があります。この他社のウォッチングの労力も大変なものがあります。

そのため、アテコミのテクニックが普及しているのは、資金力の豊富なパチンコ業界+製薬業界です。どちらも、カネにものをいわせて、アテコミのテクニックで、競合他社を排除して市場を独占しているわけですね。
アテコミならSKIPにおまかせ しかし、アテコミに成功すれば、コピーキャット企業を効果的に市場から締め出すことができ、競合他社に対して優位な立場を築くことができるでしょう。

オオカミ特許戦略の一環としてのアテコミのテクニックは、特許制度を駆使して知財を守り、競争力を維持・強化する手法として注目されています。ぜひ、企業の知財部門の特許担当者の方々は、このアテコミのテクニックを理解し、自社の事業や技術を守るために活用してみてください。

SKIPでは、これまでに、国内や海外で多くの特許紛争を戦った経験があり、アテコミのテクニックを活用して逃げ回るコピーキャット企業を追い詰めて、模倣品の販売中止に追い込んだ経験もあります。具体的なアテコミのテクニックを知りたい場合には、ご遠慮なく、SKIPにご相談ください!