くいしんぼう雑記 〜恵比寿で日本酒そして商標〜
2017.08.11
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今日から『山の日』で三連休!
ということで、昨日は仕事帰りに恵比寿の日本酒のお店にふらりと寄り道してみました。
このお店は私の大好きな新政酒造さんのお酒がたくさんそろっています。
1杯目は新政(なんとこのお店のオリジナル!)とお通しのサワラのお造りでスタート。
続いてスイカ・ホヤ・ズッキーニ・セロリ土佐酢を追加注文。意外なことに、ズッキーニが絶品でした。いや、もちろんホヤも美味しいんですが、ホヤ風味の土佐酢がしみたズッキーニが……! これは家で再現せねば。でもホヤは無理かな、せめてズッキーニだけでも。
そして2杯目は、店主さんから「ホヤには甘めのお酒が合いますよ」とのでおまかせにしました。ここで、見慣れた赤い鳥が登場です。
これは新政の貴醸酒 『陽乃鳥(ひのとり)』 ではないですか!と一人でニヤニヤしたところ、ラベルには 『茜孔雀(あかねくじゃく)』 の文字。
あれ?、と思って店主さんに聞くと『風の森』で有名な奈良県の油長酒造さんとの間で商標に関する問題があり、商品名が変わったとのこと。
帰ってから調べたところ、きっとこれですね。油長酒造さんは昭和55年に『火の鳥(ひのとり)』 という商標を取得しているようです。こ、これは、完全に称呼同一。関係ないですが『風の森』おいしいですね。微発泡のアルファシリーズが好きです。
火の鳥 昭55-006112 (昭55.2.26)
そんな事情があり、新政酒造さんは 『火の鳥』と類似する『陽乃鳥』から『茜孔雀』 に商品名を変更したようです。
しかし「結局、油長酒造さんと新政酒造さんは仲良くなっちゃって(笑)(店主談)」ということで、現在は新政 『陽乃鳥(ひのとり)』 に名前が戻っています。このラベルは逆に希少品??
油長酒造の『火の鳥』は飲んだことがなかったので調べたところ、どうやら日本酒ではなく米焼酎のようです。油長酒造のWEBサイトを見る限り、現在は焼酎の製造販売はしていないようなのですが、どうなんでしょうか? 双方でどんな話し合いがあったのか想像がふくらむところです。
そして3杯目もおまかせで、新政『亜麻猫(改)』です。オーク樽貯蔵で酸味が強めの個性的なお酒に、とうもろこしと三つ葉のかきあげをもりもり頂いて、愉快に帰途につくのでした。
by kh